キアは5日、5月に退団したウィルソン・バルデスに代わる新外国人選手としてフェリックス・ディアス投手(27)と、契約金3万ドル(約320万円)を含む総額16万5000ドル(約1750万円)で契約した。ディアスは3日に韓国へ到着し、4日入団テストを受け合格していた。
ドミニカ共和国出身のディアスは、2000年メジャーリーグ・ジャイアンツと契約しプロ生活をスタートし、2004年ホワイトソックスでメジャーリーグに初昇格し、18試合に登板、2勝5敗、防御率6.75の成績を残した。2006年には日本プロ野球・北海道日本ハムでプレーし、8試合に登板、3勝5敗、防御率4.91の成績を残し、その年限りで退団した。
2007年はメジャーリーグ・レッドソックスやナショナルズ傘下のマイナーリーグでプレーしていた。今季はひじの炎症のためのリハビリでどの球団とも契約していなかったが、メディカルチェックなどを受け問題がないとされ契約に至った。マイナーリーグでの通算成績は8年間で144試合に登板、44勝44敗、防御率4.22。キアは開幕当初絶不調だった外国人投手リマが5月だけで3勝をあげ本領を発揮しつつあるが、元メジャーリーガーのソ・ジェウンは故障で2軍生活が続き、エースのユン・ソンミン以外頼れる先発投手が少ないため、正統派右腕のディアスに先発としての活躍が期待されている。
(文責 : ふるりん)