ソウル中央地検は7日、現役のプロ野球選手16名がインターネットでのバカラ賭博の常習者として嫌疑をかけられ、捜査対象となっていることを発表した。選手名などは明らかにされていないが、16名中13名がサムソン、2名がハンファ、1名がロッテの選手とされ、その中にはチームの主力選手も含まれているという。
検察によれば、選手たちは海外のサイト運営者に総額10億ウォン以上を送金し、大部分は数千万ウォン程度だが、3,4名の選手は1億ウォン以上を賭けていたそうで、ゲーム参加を中断しなかったら、賭博をした事実を球団に知らせると脅迫まがいのメッセージを送られたことも捜査で明らかになっている。
検察は今後、16名の選手のうち億単位の送金をした選手たちを召喚し、実際に賭博をしたのか、また他の者に口座を貸したりしていないかなどを確認する予定だ。また、1000万ウォン以下の少ない賭博しかしていない選手については、立件しない方針でもある。
特に13名もの選手が事件に関与しているとされたサムソンは、今後予想されるKBO(韓国野球委員会)の懲戒処分とはまた別に、該当者には球団内で厳しい処分を下し、野球ファンたちに謝罪することを検討しているとのことである。2008年もあと1ヶ月を切った12月、プロ野球界に大きな衝撃が走り、プロ野球全体のイメージ低下につながるのではないか、と関係者たちの憂慮を招いている。
(文責 : ふるりん)