DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  バカラ賭博で現役選手16名が捜査対象に

 ソウル中央地検は7日、現役のプロ野球選手16名がインターネットでのバカラ賭博の常習者として嫌疑をかけられ、捜査対象となっていることを発表した。選手名などは明らかにされていないが、16名中13名がサムソン、2名がハンファ、1名がロッテの選手とされ、その中にはチームの主力選手も含まれているという。
 検察によれば、選手たちは海外のサイト運営者に総額10億ウォン以上を送金し、大部分は数千万ウォン程度だが、3,4名の選手は1億ウォン以上を賭けていたそうで、ゲーム参加を中断しなかったら、賭博をした事実を球団に知らせると脅迫まがいのメッセージを送られたことも捜査で明らかになっている。
 検察は今後、16名の選手のうち億単位の送金をした選手たちを召喚し、実際に賭博をしたのか、また他の者に口座を貸したりしていないかなどを確認する予定だ。また、1000万ウォン以下の少ない賭博しかしていない選手については、立件しない方針でもある。
 特に13名もの選手が事件に関与しているとされたサムソンは、今後予想されるKBO(韓国野球委員会)の懲戒処分とはまた別に、該当者には球団内で厳しい処分を下し、野球ファンたちに謝罪することを検討しているとのことである。2008年もあと1ヶ月を切った12月、プロ野球界に大きな衝撃が走り、プロ野球全体のイメージ低下につながるのではないか、と関係者たちの憂慮を招いている。
(文責 : ふるりん