ハンファは4日、在日韓国人選手カン・ビョンス内野手(日本名:大原秉秀)の入団テストを本拠地・大田で実施した。テストはもう1日続ける予定だったが、キム・インシク監督は合格と判断し、今後入団手続きを踏む予定だ。
カン・ビョンスは日本の大阪府出身で、福知山成美高校卒業後2003年日本プロ野球・東京ヤクルトに入団した。2006年に1軍初出場したが、定着できず08年オフに自由契約となった。日本プロ野球6年間の通算1軍成績は19試合に出場、打率.231、0本塁打、1打点、1盗塁。11月に日本プロ野球の合同トライアウトを受験したが日本の球団からは声がかからず、LGからの誘いがあったが契約までに至らなかった。
1980年代の韓国プロ野球創成期は、チャン・ミョンブ(日本名:福士明夫)、キム・イルリュン(日本名:新浦壽夫)など数々の在日韓国人選手が活躍したが、時代の変化とともにその数は少なくなり、2006年ロッテに在籍したキム・ヨンガン(日本名:天野勇剛)を最後に途絶えてしまっていた。もしカン・ビョンスが入団すれば、3年ぶりに在日韓国人選手が誕生することとなる。なお、ハンファは主力内野手のハン・サンフンが軍へ入隊し、その穴埋めとしてショートを守れるカン・ビョンスを即戦力として期待している。
(文責 : ふるりん)