ＳＫ ８−４ ＬＧ （ソウル・蚕室）
（勝）キム・ウォンヒョン １１勝５敗２Ｓ （敗）ウ・ギュミン ２勝６敗１０Ｓ
ＳＫは1回表ＬＧの先発オクスプリング(元阪神)から4番パク・チェホンのタイムリーや相手のエラーで2点を先制した。ＬＧは4回裏ＳＫの先発ソン・ウンボムから6番ソ・ドンウク、7番チョ・インソンのタイムリーで3−2と逆転し、ソン・ウンボムをノックアウトすると、代わったＳＫの2番手チェ・サンドクから9番クォン・ヨングァンのタイムリーで1点を追加した。ＳＫは6回表オクスプリングから9番チョン・グヌのタイムリーで1点を返すと、7回表ＬＧの3番手ウ・ギュミンから代打イ・ジェウォンの犠牲フライで4−4の同点とし、代わったＬＧの4番手チョン・ジェボクから8番チョン・サンホ、1番パク・チェサンのタイムリーで3点を勝ち越し逆転した。
ＳＫは9回表ＬＧの7番手の高卒新人チョン・チャンホンからパク・チェサンの2打席連続タイムリーで1点を追加すると、最後はジャン(元阪神)が抑え逆転勝ちで4連勝し、2年連続の公式戦優勝、韓国シリーズ進出へのマジックナンバーを2に減らした。5回から8回までの4イニングを無失点に抑えたＳＫの2番手キム・ウォンヒョンが11勝目。打線では最近不調だったパク・チェサンが4安打3打点、最近負傷中のパク・キョンワンに代わって先発マスクをかぶり続けるチョン・サンホが4安打1打点と活躍。ＳＫの公式戦優勝決定は、早くても20日の本拠地・文鶴野球場でのヒーローズ戦となる。最下位に沈むＬＧは、優勝に向かって突き進むＳＫの終盤での猛攻を防ぎきれなかった。
(7回表決勝タイムリーを打ったチョン・サンホ。)
キア ２−１４ サムソン （大邱）
（勝）アン・ジマン ５勝１敗 （敗）ヤン・ヒョンジョン ５敗
（本塁打） キア ： イ・ジョンボム １号 サムソン ： カン・ボンギュ ３号
キアは1回表サムソンの先発チョン・ビョンホから1番イ・ジョンボム(元中日)の先頭打者本塁打、4番イ・ジェジュのタイムリーで2点を先制し、チョン・ビョンホは1回持たずノックアウトされた。サムソンは1回裏キアの先発ヤン・ヒョンジョンから6番パク・チンマン、7番チェ・ヒョンウ、8番シン・ミョンチョルのタイムリーで5−2と一気に逆転した。サムソンは3回裏キアの2番手の高卒新人チョン・テヒョンから9番チョ・ドンチャンのタイムリーで2点を追加すると、代わったキアの3番手パク・キョンテ、4番手オ・ジュンヒョンから5番チン・ガビョン、パク・チンマンのタイムリーで10−2と8点差をつけた。プロ初登板だったチョン・テヒョンは1アウトも取れず降板し、苦いプロデビューとなった。
サムソンは4回裏2番カン・ボンギュの3ラン、6回裏キアの6番手コ・ウソクから代打シム・グァンホの犠牲フライでさらにリードを広げ、14日以来4日ぶりの試合だったためアン・ジマン、ユン・ソンファン、ペ・ヨンス、イ・サンモク、チョン・ヒョヌク、守護神オ・スンファンなどの主力投手を小刻みな継投でつぎ込み、相手の反撃を断ち18安打14得点で大勝した。これで4位サムソンは、この日試合のなかった5位ハンファとのゲーム差を2に広げ、12年連続のポストシーズン進出へ自力であと4勝と大きく前進した。
打線ではパク・チンマンが2安打4打点、チェ・ヒョンウが3安打2打点、シン・ミョンチョルが4安打1打点、チョ・ドンチャンが3安打2打点と活躍。なお、大打者ヤン・ジュンヒョクは2回裏のヒットで、史上初となる16年連続シーズン100安打を達成した。大敗した6位キアでは、史上最多の個人通算18本目の先頭打者本塁打を打ったベテランのイ・ジョンボムが2安打と1人気を吐いた。プロ2年目の20歳の左腕ヤン・ヒョンジョンは、今季期待され積極的に起用されながらも勝ち星なしの5敗目と、プロの壁に突き当たっている。なお、今季最終戦となったこのカードは、9勝9敗の五分に終わった。
