DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  チョン・ジュンホ、史上2人目の通算2000本安打達成

 10日まで通算2000本安打まであと1本としていたヒーローズのベテラン選手、チョン・ジュンホ外野手(39)が、11日のロッテ戦(釜山・社稷)の第2打席でソン・ミンハンからレフト前ヒットを打ち、ヤン・ジュンヒョク(サムソン)に続き史上2人目の大記録を達成した。  
 チョン・ジュンホは1991年嶺南大卒業後ロッテに入団し、この年4月5日のサムソン戦でプロ初安打を記録し、新人ながら122試合に出場しレギュラーの座を確保した。俊足を生かし盗塁を重ね、1993年には当時としては新記録となる年間75盗塁を記録し、初の盗塁王に輝いた(94年にイ・ジョンボムが84盗塁で記録更新)。1995年69盗塁で2度目の盗塁王となり、1997年からは現代に移籍し、1番打者としてチームの4度の韓国シリーズ優勝に貢献した。2002年には史上初の通算400盗塁を記録し、2004年には53盗塁で9年ぶり3度目の盗塁王に輝き、35歳を越えてもレギュラーとして試合に出場し続けた。また2007年にはチャン・ジョンフン(現ハンファ打撃コーチ)の通算試合出場数1950試合を更新した。
 長く所属していた現代が経営難により解散となり、今季は大幅に減額された年俸などの面で交渉が長引いたが、現代のほとんどの選手が移籍した新球団ヒーローズに在籍することとなった。チョン・ジュンホは若手の多いチームで見本となり試合に出場し続け、今季は打撃好調で11日まで96試合に出場し、打率.331を記録している。なお、6月7日のハンファ戦では史上初の通算2000試合出場も達成した。
 通算盗塁数(545個)、通算試合出場数(2052試合)、通算3塁打数(99本)などの通算記録保持者であるチョン・ジュンホは、ついに大選手の証である2000本安打を、プロ18年目にして古巣のロッテ戦で達成することができた。15年ほど前に主力として活躍していたチョン・ジュンホの姿を覚えていた大勢の地元釜山のロッテファンたちは、大記録達成後盛大な拍手を送った。2009年2月でいよいよ40歳の大台に乗るが、たゆまぬ努力の賜物で今後もさまざまな通算記録を伸ばし続けるであろう。9月11日までの通算成績は2052試合に出場、打率.292、2003安打、42本塁打、569打点、545盗塁。

(ついに2000本安打の大記録を達成したチョン・ジュンホ。)