韓国プロ野球は北京五輪のため、8月1日から25日まで公式戦を中断し、選手たちが五輪に集中する体制をつくることができた韓国代表は見事優勝し、国民を感動させました。球界関係者は五輪中断期間の再開後、プロ野球の観客動員数が大幅に増えることを期待しましたが、今季は例年になく観客動員数が好調なこともあり、目だった数字の伸びはありません。ただ、各球場ともに五輪に出場した選手のセレモニーなどが行われ、祝賀ムードには満ちていました。
今回は公式戦再開直後の8月26日、ハンファの本拠地、大田(テジョン)・ハンバッ総合運動場野球場の様子をリポートします。
この球場は、ハンファが韓国シリーズでの優勝が1回(1999年)しかなく、強豪や名門とはやや言いにくいのですが、球史に残る偉大な2人の選手を輩出したこともあってか、球団の歴史と伝統が重んじられ、あちこちに展示があるのが特徴です。
(球場外のイーグルスショップ正面。)
(ショップ内のイーグルスの歴史展示コーナーに、1999年韓国シリーズ初優勝を決めた際の写真が飾られている。)
(内野席入り口通路前の、史上初の200勝投手ソン・ジヌの写真。)
(通路内のイーグルス展示コーナー。2008年こそ悲願のV2なるか。)
(センターバックスクリーンの左側にソン・ジヌの通算勝利数、奪三振数を示すボードが、右側に史上最多の通算340本塁打を記録し背番号35が永久欠番となった大打者、チャン・ジョンフンをたたえるモニュメントが見られる。)
このように2人の偉大な選手に支えられたイーグルスですが、現在のチームの顔は北京五輪の決勝戦で好投し、優勝に貢献したエースのリュ・ヒョンジンでしょう。
リュ・ヒョンジンはこの日の試合前、同じく五輪に出場した同僚のキム・ミンジェ、ロッテのイ・デホ、カン・ミンホとともに表彰を受けていました。
(大田市長から表彰され記念撮影に臨むキム・ミンジェとリュ・ヒョンジン。)
試合はロッテが主砲イ・デホ、チャンスに強いガルシア(元オリックス)などの一発攻勢で、11−4で快勝しました。
(試合終了後ファンに挨拶したハンファの選手たち。)
(文責 : ふるりん)