今季の韓国プロ野球のゴールデングラブ賞(日本プロ野球のベストナインに相当)受賞者が12日発表され、授賞式が盛大に行われた。特に今季史上初となるMVP、新人王を同時受賞した高卒新人三冠王リュ・ヒョンジン(ハンファ)はゴールデングラブ賞の投手部門も受賞し、プロ野球界の話題をさらった1年を締めくくった。史上2人目の打撃三冠王となったイ・デホ(ロッテ)も一塁手部門で選ばれた。なお、10名の受賞者中リュ・ヒョンジン、イ・デホ以外にもチョン・グヌ(SK)、イ・ヨンギュ(キア)、イ・テックン(現代)ら5名が初受賞となり、6名が初受賞となった昨季と合わせてプロ野球界の世代交代が進んでいることを実感させた。
球団別に見ると韓国シリーズを連覇したサムソンから最多の4名が選ばれ、そのうち通算7度目の受賞となったヤン・ジュンヒョクは2002年のソン・ジヌ(ハンファ、投手)の36歳を上回る37歳と史上最高齢での受賞となった。受賞者は以下の通り。
【投手】 リュ・ヒョンジン(ハンファ) 30試合、18勝6敗1S、防御率2.23
【捕手】 チン・ガビョン(サムソン) 110試合、打率.288、6本塁打、47打点
【一塁手】 イ・デホ(ロッテ) 122試合、打率.336、26本塁打、88打点
【二塁手】 チョン・グヌ(SK) 120試合、打率.284、8本塁打、42打点、45盗塁
【三塁手】 イ・ボムホ(ハンファ) 126試合、打率.257、20本塁打、73打点
【遊撃手】 パク・チンマン(サムソン) 115試合、打率.283、11本塁打、65打点、10盗塁
【外野手】 パク・ハニ(サムソン) 126試合、打率.285、6本塁打、43打点、15盗塁
イ・テックン(現代) 118試合、打率.322、9本塁打、66打点、8盗塁
イ・ヨンギュ(キア) 125試合、打率.318、1本塁打、39打点、38盗塁
【指名打者】 ヤン・ジュンヒョク(サムソン) 126試合、打率.303、13本塁打、81打点、12盗塁