サムソンは7日、新外国人選手としてジョン・エニス投手(28)と契約金3万ドル(約330万円)、年俸12万ドル(約1310万円)の合計15万ドル(約1640万円)で契約した、と発表した。米国出身のエニスは身長196cm、体重100kgと堂々たる体格の右腕で、2002年ブレーブスで初めて米国メジャーリーグに昇格した。その後タイガース、フィリーズに移籍し、今季はフィリーズ傘下AAAのマイナーチームに所属し、37試合に登板、3勝3敗、防御率3.60の成績だった。メジャーリーグ通算3年間の成績は16試合に登板、勝敗なしの2S、防御率7.81。マイナーリーグ通算11年間の成績は330試合に登板、50勝59敗25S、防御率3.94。
6月以降低迷していたサムソンは7月中旬、期待外れだったオバミュラー(元オリックス)、シャーンの両外国人投手を退団させ、今季の残り試合を外国人選手なしで乗り切る予定だった。だがその後チームの調子が上がり、7月最後の10試合で9勝1敗と快進撃を見せ、7月を4位ロッテと0.5ゲーム差の5位で終え、ポストシーズン進出権が得られる公式戦4位以内確保へ好位置につけている。そのため急遽新外国人獲得に至り、北京五輪終了後の8月26日以降の公式戦再開に向けて起爆剤となることが期待されている。今季サムソンは5月に外国人選手クルーズを退団させ代わりにシャーンと契約し、そのシャーンも退団し上限となる2度目の外国人入れ替えとなり、残り試合の外国人選手はエニスだけとなる。
(文責 : ふるりん)