DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  新外国人投手エニスと契約

 サムソンは7日、新外国人選手としてジョン・エニス投手(28)と契約金3万ドル(約330万円)、年俸12万ドル(約1310万円)の合計15万ドル(約1640万円)で契約した、と発表した。米国出身のエニスは身長196cm、体重100kgと堂々たる体格の右腕で、2002年ブレーブスで初めて米国メジャーリーグに昇格した。その後タイガース、フィリーズに移籍し、今季はフィリーズ傘下AAAのマイナーチームに所属し、37試合に登板、3勝3敗、防御率3.60の成績だった。メジャーリーグ通算3年間の成績は16試合に登板、勝敗なしの2S、防御率7.81。マイナーリーグ通算11年間の成績は330試合に登板、50勝59敗25S、防御率3.94。
 6月以降低迷していたサムソンは7月中旬、期待外れだったオバミュラー(元オリックス)、シャーンの両外国人投手を退団させ、今季の残り試合を外国人選手なしで乗り切る予定だった。だがその後チームの調子が上がり、7月最後の10試合で9勝1敗と快進撃を見せ、7月を4位ロッテと0.5ゲーム差の5位で終え、ポストシーズン進出権が得られる公式戦4位以内確保へ好位置につけている。そのため急遽新外国人獲得に至り、北京五輪終了後の8月26日以降の公式戦再開に向けて起爆剤となることが期待されている。今季サムソンは5月に外国人選手クルーズを退団させ代わりにシャーンと契約し、そのシャーンも退団し上限となる2度目の外国人入れ替えとなり、残り試合の外国人選手はエニスだけとなる。
(文責 : ふるりん