DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  外国人投手レイアー退団、代わりの外国人選手は獲得せず

 トゥサンは31日、外国人選手ジャスティン・レイアー投手(30)を任意脱退選手として退団させることになった、と発表した。レイアーは、家庭の事情で突如退団することになったゲーリー・ラス(元東北楽天)に代わる外国人投手として5月末に契約し、先発としての活躍が期待された。だが球威、制球力など特に目を見張るものはなく、4連敗と未勝利のまま7月には2軍に降格し、1軍に復帰したものの勝利はあげられず、29日のロッテ戦では9回表途中の1点リードの場面で登板し同点に追いつかれ、延長10回表に決勝点を奪われ6敗目を喫するなど、まったく実力を発揮できなかった。今季の韓国での成績は12試合に登板、0勝6敗、防御率5.66。
 7月前半は9連勝で首位SKを猛追撃したが、その後30日まで7連敗と大失速している2位トゥサンは、今季の残り試合では新たに代わりの外国人選手を獲得せず、有望な若手を起用する方針。サムソンが7月16日にオバミュラー(元オリックス)、シャーンの両外国人投手を放出したあと、チームの沈滞ムードが一掃され、30日まで9勝1敗と快進撃を続け勝率も5割に復帰しているが、同様にトゥサンも8月末の北京五輪終了後の公式戦再開後に巻き返せるかが注目される。