北京五輪韓国代表は6日、5日に続いてソウル・蚕室野球場でキューバとの練習試合を実施した。韓国は1回表キューバの先発パルマから5番キム・ドンジュ(トゥサン)のタイムリーで2点を先制し、3回表7番チン・ガビョン(サムソン)、8番パク・チンマン(サムソン)のタイムリーで3点を追加し、パルマをノックアウトした。韓国の先発ポン・ジュングン(LG)は、4回を無失点と好投した。打線の勢いは止まらず、4回表キューバの2番手マルティネスから2番イ・ヨンギュ(キア)のタイムリーなどで2点を追加し、5回表キューバの3番手サンチェスから9番コ・ヨンミンの2ランで9−0と一方的な展開となった。
(好投するポン・ジュングン。)
(先制タイムリーを打ったキム・ドンジュ。)
韓国はさらに6回表途中出場の4番イ・デホ(ロッテ)、7番カン・ミンホ(ロッテ)、パク・チンマンのタイムリーで4点を追加した。キューバは6回裏韓国の2番手ユン・ソンミン(キア)から3番グリエルの本塁打で1点を返したが、韓国は7回表キューバの4番手ラエラから途中出場の3番チョン・グヌの2ランでダメを押した。韓国は7回裏3番手チョン・デヒョン(SK)、8回裏4番手クォン・ヒョク(サムソン)をを送り、9回裏は5番手ハン・ギジュ(キア)で終わらせようとしたが、キューバは2番エンリケのタイムリーなどで2点を返した。だが韓国が途中までの大量得点で15−3と大勝し、優勝候補キューバ相手に練習試合とはいえ、プロ選手が代表チームに参加するようになった2000年シドニー五輪で初対戦して以来、国際大会では8戦全敗とまったく勝てなかったが、今後につながる初勝利をあげた。
17安打15得点と爆発した打線では、7月中のひざの負傷でこれまでの練習試合を欠場していたキム・ドンジュ、パク・チンマンがともに3打点ずつと2人の活躍が目立った。投手陣では先発として好投したポン・ジュングンが最も目立ち、チョン・デヒョン、クォン・ヒョクと左右の中継ぎ候補が結果を残した。韓国代表はこれで北京入り前の練習試合3試合を2勝1敗で終え、優勝候補のキューバに勝ったことにより、13日からの本番に向け自身をつけ悲願のメダル獲得へ向けて歩んでほしい。
(文責 : ふるりん)