ＳＫ ６−７ サムソン （大邱）
（勝）クォン・ヒョク ４勝 （セーブ）オ・スンファン １敗１５Ｓ （敗）カ・ドゥギョム ３勝２敗１Ｓ
ＳＫは1回表サムソンの先発チョン・ヒョヌクから6番パク・チョングォンのタイムリーなどで2点を先制したが、サムソンはその裏ＳＫの先発イ・スンホから5番チェ・テインのタイムリー、6番パク・チンマンへの押し出しの四球、8番チェ・ヒョンウのタイムリーで4−2と逆転し、イ・スンホをノックアウトした。かつてＳＫのエースとして活躍していたが故障に悩まされここ3年間はまともに登板できず、4年ぶりの先発となったイ・スンホは1回持たず降板した。サムソンは5回裏ＳＫの2番手チョン・ウラムからチェ・ヒョンウのタイムリーで1点、6回裏ＳＫの4番手イ・ハンジンからパク・チンマンの併殺打の間に1点を追加した。
ＳＫは7回表サムソンの3番手クォン・ヒョクから1番チョン・グヌ、4番パク・チェホンのタイムリーや相手のエラーで6−6の同点に追いついた。サムソンはその裏ＳＫの5番手カ・ドゥギョムからチャンスを作ると、代わった6番手チョ・ヨンミンの暴投で1点を勝ち越した。8回以降クォン・オウォン、守護神オ・スンファンの継投で1点差を守りきった4位サムソンは、首位ＳＫに再逆転勝ちし4連勝でキアに敗れたロッテにゲーム差なしで並び、上位進出への足がかりを作った。
3番手として登板したが同点打を許したクォン・ヒョクが4勝目。サムソンではチェ・テインが4安打1打点、チェ・ヒョンウが3安打3打点と若手打者の活躍だけでなく、この試合1軍に復帰した39歳の大打者ヤン・ジュンヒョクも3安打と活躍し、復活をアピールした。敗れたＳＫでは2番パク・チェサンが3安打と活躍。
(1軍に復帰し3安打と活躍したヤン・ジュンヒョク。)
キア １０−３ トゥサン （ソウル・蚕室）
（勝）ソン・ヨンミン ４勝１Ｓ （敗）イ・ヘェチョン ２勝２敗
（本塁打） トゥサン ： キム・ヒョンス ３号、アン・ギョンヒョン １号
トゥサンは1回裏キアの先発イ・ボムソクから2番キム・ヒョンスの本塁打で1点を先制し、2回裏6番アン・ギョンヒョンの本塁打、5回裏相手のエラーでで1点ずつを追加した。キアは6回表それまで抑えられていたトゥサンの先発キム・ミョンジェから3番チャン・ソンホのタイムリーや相手のエラーで3−3の同点に追いついた。キアは7回表トゥサンの2番手イ・ヘェチョンからチャンスを作ると、代わったトゥサンの3番手イム・テフンから7番の高卒新人キム・ソンビンへの押し出しの四球で逆転し、8番チャ・イルモクのタイムリーで3点を奪う。
キアは9回表トゥサンの5番手イ・ユンハク、6番手ノ・ギョンウンから3番イ・ジョンボム(元中日)の犠牲フライ、6番イ・ヒョンゴンのタイムリーで3点を追加しダメを押すと、最後はチャン・ムンソクが抑えキアが逆転勝ちした。6回途中から8回まで3番手として無失点に抑えたソン・ヨンミンが4勝目。5番チェ・ギョンファンが3安打と活躍。トゥサンはこれまで幾多のピンチを切り抜けてきたイム・テフンが打たれてしまい、今後に不安を残した。ベテランのアン・ギョンヒョンが3安打1本塁打1打点と活躍。
ロッテ ４−８ ウリ （ソウル・木洞）
（勝）マ・イリョン ４勝３敗 （セーブ）ファン・ドゥソン ３勝２敗５Ｓ （敗）ペ・ジャンホ ２勝２敗
（本塁打） ロッテ ： ガルシア １５号
ウリは1回裏ロッテの先発チャン・ウォンジュンから3番イ・テックンのタイムリーで1点を先制したが、ロッテは3回表ウリの先発マ・イリョンから3番チョ・ソンファンの内野ゴロの間に同点とした。ウリはその裏4番ブランボー(元オリックス)の内野ゴロの間に1点を勝ち越すが、ロッテは4回表6番ガルシア(元オリックス)の本塁打王争いトップの15号2ランで逆転し、もう1点を追加した。だがウリは5回裏イ・テックン、5番ソン・ジマンのタイムリーで4−4の同点に追いついた。
ウリは7回裏ロッテの2番手ペ・ジャンホから6番チョン・ソンフンのタイムリーで2点を勝ち越すと、8回裏ロッテの3番手イム・ギョンワンから2番ユ・ジェシンのタイムリーで2点を追加した。最後はファン・ドゥソンが抑え、ウリが連敗を7で止めハンファに敗れた最下位ＬＧとのゲーム差を1.5に広げた。
またウリはホーム13連敗（本拠地・木洞野球場では11連敗）からも脱出した。マ・イリョンは7回まで投げきり4勝目。14安打を記録した打線では、最近1軍に定着した20歳の若手ユ・ジェシンが3安打2打点、1軍に復帰したばかりのイ・テックンが4安打2打点と活躍。3位ロッテは6連勝後連敗と、4位サムソンにゲーム差なしで並ばれ、5位ハンファとは1ゲーム差と混戦から抜け出すことができない。
ＬＧ ６−８ ハンファ （清州）
（勝）アン・ヨンミョン ４勝１Ｓ （セーブ）トーマス １勝３敗１１Ｓ （敗）チョン・チャンホン ３勝４敗
（本塁打） ＬＧ ： チェ・ドンス ６号 ハンファ ： キム・テギュン １３号、イ・ボムホ ９号、クラーク １４号
ＬＧは1回表ハンファの先発リュ・ヒョンジンから4番の新外国人ペタジーニ(元読売)のタイムリーで1点を先制した。ハンファは2回裏ＬＧの先発の高卒新人チョン・チャンホンから4番キム・テギュン、5番イ・ボムホの連続本塁打で2−1と逆転したものの、ＬＧは3回表1番パク・キョンスのタイムリーですかさず同点に追いつく。ハンファはその裏3番クラークの2ランで勝ち越し、5回裏2番チュ・スンウのタイムリーで2点を追加した。
ＬＧは6回表代打チェ・ドンスの満塁本塁打で6−6の同点に追いつき、リュ・ヒョンジンをノックアウトした。ハンファは6回裏勝ち越しのチャンスを作ると、ＬＧはここで2番手キョン・ホンホをマウンドに送るが、8番の大卒新人イ・ヒィグンに犠牲フライを打たれる。7回裏4番キム・テギュンにタイムリーを打たれて1点を返されたが、最後は守護神トーマスが抑えハンファが3番クラーク、4番キム・テギュン、5番イ・ボムホのクリーンアップの本塁打揃い踏みで空中戦を制した。2番手として6回途中から7回まで無失点に抑えたアン・ヨンミョンが4勝目。5位ハンファは2位トゥサンまで3ゲーム差と、上位進出が現実味を帯びてきた。敗れたＬＧでは2番イ・ヨンギュが3安打と活躍。
