DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  LG、今季初の降雨コールド勝ち

ハンファ−SK(仁川・文鶴)、サムソン−トゥサン(ソウル・蚕室)は雨天中止。
ウリ 2−1 ロッテ  (釜山・社稷
(勝)チョン・ジュンホ 2勝1敗3S  (セーブ)ファン・ドゥソン 3勝2敗4S  (敗)ナ・スンヒョン 3敗2S
 この試合も社稷(サジク)野球場は3万人の満員の観衆で埋まり、ロッテは今季22試合目にして総観客動員数が50万人を突破した。2007年シーズンの同時期より30%以上多い。ウリは3回表1塁走者チョン・ソンフンが2塁へ盗塁を試み、失敗したと思い1塁へ帰ろうとして、捕手からの送球を受けたロッテのセカンドのチョ・ソンファンが1塁への送球をチョン・ソンフンに当ててしまい、その間に3塁走者が生還し1点を先制した。だがロッテの先発ソン・ミンハンは好投しこれ以上追加点を与えない。ウリの先発マ・イリョンも好投を続け、終盤まで緊迫した投手戦が続いたが、ロッテは8回裏2番チョン・スグンのタイムリーで1−1の同点に追いついた。
 ソン・ミンハンは9回1失点と好投し、マ・イリョンも8回1失点で降板した。ロッテは9回裏ウリの2番手シン・チョリン、3番手ノ・ファンス、4番手チョン・ジュンホの一人一殺の継投に抑えられ、試合は延長戦に突入する。ウリは11回表ロッテの2番手ナ・スンヒョンの暴投で1点を勝ち越し、最後はファン・ドゥソンが抑え両チーム4安打ずつの投手戦を制した。9回途中から10回まで無失点に抑えたチョン・ジュンホが2勝目。ロッテは好調な観客動員とは反比例するようにチームは下降線をたどり2位争いから後退しはじめ、試合が雨天中止となった5位サムソンとのゲーム差も0.5に縮まった。
  
LG 11−2 キア  (光州)
(勝)イ・ボムジュン 1勝  (敗)イ・ボムソク 1勝3敗
本塁打) LG : パク・キョンス 5号
 LGは1回表キアの先発イ・ボムソクから5番イ・ジョンヨルのタイムリーで1点を先制し、キアはその裏LGの先発イ・スンホから3番イ・ヒョンゴン、4番イ・ジェジュのタイムリーで2−1と逆転した。LGは3回表キアの2番手ソン・ヨンミンから6番ソン・インホ、7番チョ・インソン、8番キム・ジョンミンの3連続タイムリーで6−2と逆転した。キアも4回裏の満塁のチャンスを作るが、代わったLGの2番手の高卒新人イ・ボムジュンに4番イ・ジェジュが抑えられてしまう。勢いの止まらないLGは5回表、ソン・ヨンミンから1番イ・デヒョンのタイムリー、2番パク・キョンスの2試合連続本塁打となる3ラン、代わったキアの3番手パク・チョンテからソン・インホの2打席連続タイムリーで計5点を追加した。
 7回表LGの攻撃前に雨が強くなり試合が中断し、結局降雨コールドが宣告され、最下位LGは今季プロ野球初のコールド勝ちを収め、7位キアとのゲーム差を2に縮めた。5回、6回も無失点に抑えたイ・ボムジュンがプロ初勝利。先発全員安打で16安打と爆発した打線では新外国人ペタジーニ(元読売)が3安打、ベテラン捕手のキム・ジョンミンが3安打3打点と活躍。キアはイ・ボムソク、ソン・ヨンミンの若手投手2人が大乱調で試合を作れなかった。