トゥサン−ハンファ(大田)は雨天中止。
ロッテ 6−7 SK (仁川・文鶴)
(勝)キム・ウォンヒョン 8勝3敗2S (敗)ナ・スンヒョン 3敗
(本塁打) ロッテ : ガルシア 23号、イ・デホ 12号 SK : パク・キョンワン 7号
SKは1回裏ロッテの先発ソン・スンジュンから5番パク・キョンワンの3ランで先制するが、ロッテは3回表SKの先発チェ・ビョンニョンから4番ガルシア(元オリックス)の2試合連続本塁打となる23号3ランで同点に追いつくと、5番イ・デホの6月22日のLG戦以来32日ぶりとなる本塁打で逆転した。だがSKは4回裏9番チョ・ドンファのタイムリーで同点に追いつく。ロッテも6回表SKの3番手ユン・ギルヒョンから9番パク・キヒョクの内野ゴロの間に1点を勝ち越し、再び逆転した。SKはその裏ソン・スンジュンから4番パク・チェホンのタイムリーで、6−5と再び逆転し、試合はシーソーゲームとなった。
ロッテも7回表SKの5番手チョン・デヒョンから6番カン・ミンホの犠牲フライで、三度同点に追いついた。SKは9回裏ロッテの4番手ナ・スンヒョンから走者を3塁に進めると、代わったロッテの5番手ホ・ジュンヒョクから6番ナ・ジュファンの意表をついたスクイズで走者が生還し、接戦を制しサヨナラ勝ちで3連勝となった。また得意のロッテ戦では8連勝となった。9回表8番手として登板し打者1人を抑えたベテランのキム・ウォンヒョンが8勝目で、史上5人目の通算130勝を記録した。打線ではチョ・ドンファが3安打1打点と活躍。
一方4位ロッテは3連敗で、キアに勝ち5位に浮上したサムソンとのゲーム差が0.5となり、4位争いは3チームが1ゲーム差内にひしめく大混戦となってきた。ロッテは不振にあえぐ主砲イ・デホに久しぶりの一発が出たが、ガルシアの2試合連続本塁打を生かせず、投手陣が踏ん張りきれないなど投打がかみ合わず、転落の一途をたどっている。
サムソン 6−3 キア (光州)
(勝)チョン・ヒョヌク 6勝3敗 (セーブ)オ・スンファン 1勝1敗24S (敗)イ・ボムソク 6勝7敗
サムソンは1回表キアの先発イ・ボムソクから5番チェ・ヒョンウのタイムリー、イ・ボムソクのボークで2点を先制した。キアはその裏サムソンの先発イ・サンモクから4番イ・ジェジュ、5番チェ・ヒィソプのタイムリーで2−2の同点に追いついたが、サムソンは2回表1番の高卒新人ウ・ドンギュン、3番パク・ハニのタイムリーで4点を勝ち越した。キアは5回裏相手のエラーで1点を返すと、勝利投手の権利まであと1人だったイ・サンモクはここで降板し、9度目の挑戦だったがまたもや通算100勝達成はならなかった。
サムソンはその後追加点を奪えなかったが、チョン・ヒョヌク、クォン・ヒョク、守護神オ・スンファンの継投で相手の反撃を断ち、1日でキアから5位の座を奪い返した。オ・スンファンはセーブ王争い単独トップの24セーブ目。一方サムソン戦の連勝が5で止まったキアは6位に後退したが、4位ロッテまで1ゲーム差とまだまだチャンスはある。今季大きく成長したイ・ボムソクが2回持たず6失点で降板したのが誤算だった。打線ではチェ・ヒィソプが3安打と好調を維持している。
(2回表決勝3点タイムリーを打った高卒新人ウ・ドンギュン。)
ウリ 5−1 LG (ソウル・蚕室)
(勝)マ・イリョン 9勝6敗 (セーブ)ソン・シニョン 4敗4S (敗)オクスプリング 8勝7敗
(本塁打) LG : ペタジーニ 6号
LGは2回裏ウリの先発マ・イリョンから4番ペタジーニ(元読売)の本塁打で1点を先制したが、ウリは4回表LGの先発オクスプリング(元阪神)から3番イ・テックン、6番イ・スンヨン、8番キム・ドンス、9番キム・イルギョンのタイムリーで5−1と逆転した。マ・イリョンは3回以降得点を許さず、7回裏のピンチでマウンドを2番手ソン・シニョンに譲った。ソン・シニョンはその後相手に得点を許さず、7位ウリが逆転勝ちで最下位LG相手に5連勝とし、ゲーム差も7,5に広げた。
マ・イリョンはチーム最多の9勝目で、LG戦の連勝も3に伸ばした。打線では決勝逆転タイムリーを打ったイ・スンヨンが3安打1打点と活躍。LGではチーム最多勝のオクスプリングは最近3連敗と不振に陥っている。打線もペタジーニの本塁打以外あまりチャンスが作れなかった。