DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  ホン・ソンフン、年俸大幅減で残留

 トゥサンは25日、正捕手の座を失いトレード志願していたホン・ソンフン(31)と1億2400万ウォン(約1270万円)と40%減の年俸1億8600万ウォン(約1900万円)で再契約した。ホン・ソンフンは2007年シーズン負傷と不振により2軍へ降格し、その間にチェ・サンビョンが正捕手の座を奪い、復帰後は捕手としての起用はほとんどなかった。シーズン成績は80試合に出場、打率.268、5本塁打、39打点、0盗塁。
 捕手としてはやや守備に不安があったこともあり、オフには以前から話があった1塁へのコンバート案が打診されたが、捕手としての出場機会を求めキム・ギョンムン監督にトレード要請を直訴したたため、年俸更改の期限となる1月末までに今季の契約を結べなかった。これにより球団側はホン・ソンフンを未契約保留選手にし、本人が同意すればいつでも選手登録できるような状況にしていた(1月31日付日記を参照)。その後新球団ウリヒーローズへのトレード案も噂されたが、結局実現せず本人も移籍を断念し、トゥサンに残留することとなった。
 ホン・ソンフンは1999年大学卒業後トゥサンへ入団、新人の年から111試合に出場し新人王に輝いた。長年にわたってトゥサンの正捕手と打線の軸として活躍し、2004年には打率.329、165安打を記録し最多安打のタイトルを獲得した。プロ9年間の通算成績は1007試合に出場、打率.286、968安打、99本塁打、531打点、42盗塁。