DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

 みなさま、あけましておめでとうございます。2008年も当ブログをよろしくお願いいたします。

 韓国プロ野球は1982年開始と日本プロ野球と比べ歴史も浅いだけでなく、文化としての成熟度が低く国内での人気も「国民的娯楽」と呼ばれるほどのものではありません。また、1990年代後半からパク・チャンホキム・ビョンヒョンなどのメジャーリーグの韓国人選手、ソン・ドンヨルイ・スンヨプなど日本プロ野球で活躍した、あるいは活躍中の韓国人選手など、海外組に注目が集まってしまうお国柄のため、最近国内に帰る海外組選手が出てきましたが、国内のプロ野球の空洞化が日本以上に進んできました。また、日本の野球ファンは決してレベルが高いとは言えない韓国、台湾などアジアの野球に関心を持たない、ともすると格下に見てしまうため、韓国プロ野球に注目する日本人も決して多いとは言えません。

 先日のアジア野球選手権の日本−韓国戦では、日本プロ野球を代表する選手たちがシーズン中にも見られなかったような必死の形相で韓国を倒そうと全力で戦っていました。またアジアシリーズ2007では、これまで日本での知名度がほとんどなかったSKワイバーンスが、圧倒的な優勝候補だった中日に1勝しただけでなく、決勝戦ではあわやというところまで追い詰めました。それらの試合で印象に残った闘志あふれる韓国の選手たちについて知りたいと思った日本の野球ファンの方が、当ブログを日々見ていただいて多少なりとも韓国プロ野球についての知識を得て、野球に関してだけでも韓国のことを理解していただくきっかけになっていただければと思い、2008年も日々記事の更新に精を出す所存です。どうかご期待ください!

 2008年の韓国プロ野球でまず注目されるのは、前年末に設立が発表されたKTによる新球団の行方でしょう。トゥサン、LGの2球団による反対もあり、まだ正式に新球団設立が決定されたわけではありませんが、韓国プロ野球の未来のために、よりよい選択がなされることを期待します。

 また正式種目としては野球が現時点で最後の実施となる北京五輪での野球韓国代表も注目されます。2007年12月のアジア野球選手権で韓国代表は五輪出場権を逃しましたが、世界最終予選(3月7−14日、台湾)で8か国中3位以内に入れば五輪出場権を得られます。もし8月の五輪本大会に出場した場合は、当ブログでも韓国代表の最新情報をお伝えしますので、どうかご期待ください。

 当ブログは1月末で開始から4年を迎えます。5年目となる2008年は、公式戦・ポストシーズン速報、選手の入団・移籍や契約更改、韓国代表情報やその他のコラムなど、これまで以上に充実した内容にしていきます。どうか皆様のご愛顧のほどをよろしくお願いいたします。