DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  イ・ホジュン、チョ・ウンチョンとFA再契約

 SKは9日、FAを行使したイ・ホジュン(31)、チョ・ウンチョン(36)と再契約した。

 イ・ホジュンは11月に現所属球団SKとの交渉が決裂したあと、ロッテと交渉したが合意には至らず、12月になって再びSKとの交渉の席に着くと思われていた。今回の契約内容は契約期間4年、契約金10億ウォン(約1億2140万円)、年俸5億ウォン(約6070万円)、出来高払いのオプション4億ウォン(約4860万円)で最大34億ウォン(約4億1290万円)。
 イ・ホジュンは高校卒業後1994年ヘテ(現キア)へ入団し、1998年一塁やDHとして121試合に出場し、レギュラーとして活躍した。2000年SKへ移籍し、02年には主砲として26本塁打、03年には自己最多の36本塁打を記録し、04年には112打点で打点王を記録した。05年オフに軍へ入隊し、今季チームに復帰し101試合に出場、打率.313、14本塁打、71打点を記録し4番としてチームの韓国シリーズ初優勝に貢献した。プロ通算成績は1041試合に出場、打率.280、973安打、186本塁打、624打点、44盗塁。

 チョ・ウンチョンは2年総額8億ウォン(約9720万円)で再契約したが、詳細は明らかにされなかった。チョ・ウンチョンもFA行使後LGなどと交渉したが、合意に至らなかった。
 右サイドハンドの変化球投手チョ・ウンチョンは、1990年高校卒業後太平洋(現代の前身)に入団し、2001年現代からSKに移籍した。タフな中継ぎや抑えとして今季まで12年連続50試合以上登板、そして史上初の通算700試合登板の偉業を達成した。2003年には抑えとして活躍し、最優秀救援投手にも輝いている。今季は64試合に登板、2勝3敗9S、防御率1.57の成績を残し、鉄壁のリリーフ陣の一角を担いチームの韓国シリーズ初優勝に貢献した。プロ通算成績は760試合に登板、63勝52敗94S、防御率3.23。
(文責:ふるりん