日本・沖縄県で16日間のキャンプを行っていた北京五輪予選韓国代表チームは27日、キム・ギョンムン監督(トゥサン)やソン・ドンヨル投手コーチ(サムソン)などの首脳陣、選手26名全員が開催地の台湾に到着した。代表チームは予選会場となる洲際野球場のある台中に到着し、28日の夜から台中市内で練習を開始し、12月1日からの本番に臨む。
北京五輪アジア地区予選は韓国、日本、台湾のシード枠と、26日からの予選リーグ(パキスタン、タイ、フィリピン、香港)1位の合計4つの国と地域が参加して行われる。12月1日から3日まで総当たり戦の決勝リーグを行い、1位チームのみが北京五輪本大会出場権を得られる。2位、3位チームは2008年3月に台中で開催される世界最終予選に出場し、メキシコ、カナダ、オーストラリアなどの8カ国との総当りのリーグ戦で3位以内に入れば、本大会に出場できる。
韓国代表にとって、日本、台湾と強敵のそろう今回のアジア予選だが、世界最終予選に出ることとなっても、確実に五輪へ出場できるわけでもないため、見事1位となって2000年シドニー五輪以来の本大会出場権を得ることは至上命題だ。特に2003年11月のアテネ五輪予選アジア地区予選(日本・札幌ドーム)では、緒戦の台湾戦に敗れたことがきっかけで本大会出場権を逃した。その雪辱を期す意味でも、12月1日の緒戦、地元の大声援を敵に回す台湾戦は厳しい戦いとなるであろうが是が非でも勝利し、2日の最大の難敵・日本戦に臨みたい。最後の予選リーグ1位チームは、どのチームと対戦することになっても相当の格下であるため、大差での勝利が求められる。
[試合日程]
12月1日(土)14時 台湾
12月2日(日)19時 日本
12月3日(月)14時 予選リーグ1位
（文責：ふるりん）
