準プレーオフ 第2戦
ハンファ 0−6 サムソン (大邱)
(勝)ユン・ソンファン 1勝 (敗)チョン・ミンチョル 1敗
(本塁打) サムソン : チン・ガビョン 1号、ヤン・ジュンヒョク 1号
ハンファが第1戦で完封勝ちした準プレーオフ第2戦は、舞台をサムソンの本拠地・大邱(テグ)に移して行われ、サムソンの先発はチョン・ビョンホ(8勝)、ハンファの先発はチョン・ミンチョル(12勝、元読売)で開始された。もう負けられないサムソンは2回裏チョン・ミンチョルから6番チン・ガビョンの本塁打で1点を先制した。ハンファはチョン・ビョンホから1回から3回まで毎回走者を出すが、チャンスで凡退を繰り返し得点を奪えない。サムソンは4回表チョン・ビョンホが先頭打者に四球を出したところで交代させ、2番手ユン・ソンファンは好投しこの回もハンファは無得点に抑えられた。
[2回裏先制本塁打を打ったチン・ガビョン。]
[4回表マウンドに上がるユン・ソンファン(中央)。]
ハンファもチン・ガビョンに一発を浴びただけのチョン・ミンチョルが痛みを訴え3回で降板してしまい、4回から2番手チェ・ヨンピルをマウンドに送った。ハンファは6回表同点のチャンスを作るが、ここも代わった3番手イム・チャンヨンに抑えられてしまう。するとサムソンはその裏チェ・ヨンピルから3番ヤン・ジュンヒョクの2ラン、代わった3番手の新人チョン・ミンヒョクから7番キム・ハンスのタイムリーで3点を追加し、4-0とリードを広げた。7回裏にはハンファの4番手ユ・ウォンサンから4番シム・ジョンスの2点タイムリーでダメを押した。
サムソンはその後クォン・ヒョク、守護神オ・スンファンの必勝リレーでハンファに反撃を許さず、完封リレーで勝利し準プレーオフの対戦成績を1勝1敗とし、決着は第3戦に持ち込まれた。2番手として6回途中まで好投した右の中継ぎの柱ユン・ソンファンがプロ2年目にしてポストシーズン初勝利。サムソンは9安打で6得点と、第1戦とは打って変わって打線がつながり効率よく得点をあげた。一方ハンファは4番キム・テギュン、5番イ・ボムホがそろって無安打とわずか3安打に抑えられてしまっては、手の打ちようがなかった。
[線香花火がまぶしく大いに盛り上がるサムソンの3塁側内野応援席。]
勝った方がトゥサンとのプレーオフ(14日開幕)に出場できる準プレーオフ第3戦は、舞台を再びハンファの本拠地・大田(テジョン)に移して12日18時から行われる。ちなみに現行の制度で行われた過去16回の準プレーオフでは、第1戦を勝ったチームがすべてプレーオフへと進出している。
(文責:ふるりん)