SK 3−4 トゥサン (ソウル・蚕室)
(勝)ランデル 6勝1敗 (セーブ)チョン・ジェフン 1敗13S (敗)イ・ハンジン 1敗
(本塁打) トゥサン : キム・ドンジュ 10号
首位SKは1回表、トゥサンの先発ランデル(元読売)から2番パク・チェサンのタイムリーで1点を先制し、この回5番チョン・グヌの内野ゴロの間に1点を追加した。SKはプロ2年目のイ・ハンジンがプロ初先発し、SK打線を抑えていく。だがSKはランデルから追加点を奪えず、ランデルは中盤以降SK打線をしっかりと抑えた。
するとトゥサンは6回裏3番アン・ギョンヒョンのタイムリー、4番キム・ドンジュの3ランで4−2と逆転し、イ・ハンジンをノックアウトした。主砲キム・ドンジュは2年ぶりに2ケタ本塁打を記録。ランデルは7回2失点で降板した。SKは9回表トゥサンの守護神チョン・ジェフンから代打イ・ホジュンのタイムリーで1点を返したが、反撃もここまでだった。
トゥサンは4月末は最下位だったが、4連勝で3位に浮上し優勝戦線に加わった。チョン・ジェフンはセーブ王争いトップタイの13セーブ目。一方SKは先発イ・ハンジンの代え時を誤り、攻撃もちぐはぐでチャンスを生かしきれず現在のチーム状態の悪さが随所に見られ、2位ハンファに0.5ゲーム差と迫られ、首位戦線は渾沌としてきた。
[13セーブ目をあげたチョン・ジェフン。]
ハンファ 9−2 ロッテ (釜山・社稷)
(勝)チョン・ミンチョル 4勝1敗 (敗)ヨム・ジョンソク 4勝4敗
(本塁打) ハンファ : チョ・ウォヌ 2号、チョン・ヒィサン 1号
ロッテは3回裏、ハンファの先発チョン・ミンチョル(元読売)から4番イ・デホのタイムリーで1点を先制した。ハンファは5回表ロッテの先発ヨム・ジョンソクから4番キム・テギュンの犠牲フライで同点とし、この回集中打を浴びせ6番イ・ボムホ、7番ペク・チェホ、9番コ・ドンジンのタイムリーで5−1と逆転した。
ロッテは7回裏ハンファの2番手ソン・ジヌから2番パク・キヒョクのタイムリーで1点を返したが、ハンファは8回表ロッテの4番手イ・ワンギから1番チョ・ウォヌの2ランでリードを広げ、9回表代打チョン・ヒィサンのプロ初本塁打となる2ランでダメを押した。
最後はアン・ヨンミョンが抑え、ハンファはロッテの本拠地の釜山・社稷(サジク)野球場での2006年からの連勝を10に伸ばし、首位SKとのゲーム差を0.5とした。7回途中まで好投したチョン・ミンチョルが今季4勝目。敗れたロッテは単独6位に後退。
LG 2−8 サムソン (大邱)
(勝)チョン・ビョンホ 3勝2敗 (敗)ハリッカラ 4勝5敗
(本塁打) LG : イ・デヒョン 1号、パク・キョンス 1号
サムソンは2回裏、LGの先発ハリッカラから8番カン・ボンギュ、9番キム・ジェゴルのタイムリー、1番パク・ハニの犠牲フライ、4番シム・ジョンスへの押し出しの四球で4点を先制する。さらに5回裏6番チン・ガビョンのタイムリーでハリッカラをノックアウトすると、この回代わった2番手キョン・ホンホからカン・ボンギュのタイムリー、キム・ジェゴルの犠牲フライ、パク・ハニのタイムリーで3点を奪い、一方的にリードを広げた。
サムソンの先発チョン・ビョンホは毎回のように走者を出すが、LGの拙攻にも助けられ7回途中まで無失点に抑える。LGは9回表サムソンの2番手イム・ドンギュから代打イ・デヒョンのプロ初本塁打、1番パク・キョンスの本塁打で2点を返すが、最後はチョ・ヒョングンが抑えサムソンが快勝した。今季は故障などで開幕からで遅れていたベテランの7番キム・ハンスが、4安打と活躍した。一方LGはハリッカラが古巣サムソン相手に打ち込まれ、打線も11安打を放ちながら無得点と、投打ともに精彩を大きく欠き、トゥサンに抜かれ4位に後退。
現代 4−1 キア (光州)
(勝)キム・スギョン 5勝2敗 (敗)シン・ヨンウン 6勝2敗
(本塁打) 現代 : チ・ソックン 1号、イ・テックン 5号
現代は2回表キアの先発シン・ヨンウンから6番イ・テックンの内野ゴロの間に1点を先制すると、3回表9番チ・ソックンの本塁打で1点、4回表イ・テックンの2ランでリードを広げた。キアは6回裏現代の先発キム・スギョンから3番チャン・ソンホの内野ゴロの間に1点を返す。6回から登板したキアの2番手キム・ヒィゴルも現代に追加点を与えない。
キム・スギョンは7回途中で降板すると、チョ・ヨンフン、ノ・ファンス、パク・チュンスなどのリリーフ陣がキアに反撃を許さず、現代が最下位攻防戦第2ラウンドも制し、3連勝となった。ここ2年ほど故障などで精彩を欠いていたキム・スギョンは今季早くも5勝目で、復活を遂げている。先発投手陣不足に苦しむキアは、今季中継ぎで好投し6勝をあげているシン・ヨンウンを先発させたが失敗し、7位現代とのゲーム差は2.5に広がり、混戦模様の順位争いから1チームだけ置いてけぼりになりそうな雰囲気だ。
[今季5勝目をあげたキム・スギョン。]