サムソン−SK(仁川・文鶴)は1回裏途中で雨天によりノーゲーム。
キア 1−5 トゥサン (ソウル・蚕室)
(勝)リオス 15勝5敗 (敗)ユン・ソンミン 6勝15敗
(本塁打) キア : キム・ジョングク 6号
トゥサンは3回裏キアの先発ユン・ソンミンから1番イ・ジョンウクの犠牲フライで1点を先制し、5回裏イ・ジョンウク、2番キム・ヒョンス、3番コ・ヨンミンの3者連続タイムリーで4点を追加した。トゥサンの先発リオスは6回まで相手を無得点に抑えていたが、キアは7回表2番キム・ジョングクの本塁打で1点を返した。だが試合は7回裏トゥサンの攻撃中突然雨が強くなり中断し、その後雨天コールドが宣告されトゥサンが勝利した。
2位トゥサンは試合が雨天ノーゲームとなった首位SKとのゲーム差を5.5に縮めた。7回を1失点被安打4と好投したリオスは、最近2試合は大量失点し勝てなかったが、今季6度目の完投で7月31日のハンファ戦以来15日ぶりの勝ち星となる最多勝争いトップの15勝目をあげた。リオスは防御率も1.79と同部門トップを守っている。最下位キアはこれで4連敗で、今季エースとして活躍しているユン・ソンミンはリオスとは対照的に最多敗戦の15敗目を喫した。
ハンファ 2−1 現代 (水原)
(勝)クォン・ジュンホン 2勝1敗1S (セーブ)ク・デソン 1勝5敗18S (敗)パク・チュンス 4勝2敗3S
(本塁打) 現代 : キム・ドンス 4号
試合はハンファの先発リュ・ヒョンジン、現代の先発チョン・ジュンホの互いに一歩も譲らない投手戦となった。ハンファはチョン・ジュンホから何度もチャンスを作りながら拙攻もあり得点を奪えず、8回途中からノ・ファンス、チョ・ヨンフンなど現代のリリーフ陣に抑えられてしまう。一方ハンファのエースのリュ・ヒョンジンも粘り強く投げ続け、9回を無失点に抑えたが味方の援護もなく試合は延長に突入した。
ハンファは延長11回表、現代の5番手パク・チュンスから相手のエラーもありチャンスを作ると、この回代わった6番手ソン・シニョンから8番シム・グァンホのタイムリーで2点を先制した。現代は11回裏ハンファの4番手クォン・ジュンホンから8番キム・ドンスの本塁打で1点差とするが、最後は守護神ク・デソン(元オリックス)が抑え、ハンファが4時間以上の接戦を制した。ハンファは2位トゥサンとは2ゲーム差を守り、試合が雨天ノーゲームとなった3位サムソンとは1ゲーム差とし、何とか上位争いに踏みとどまった。一方7位現代は5連敗で4位以上進出が厳しくなってきた。
LG 0−2 ロッテ (釜山・社稷)
(勝)チャン・ウォンジュン 7勝8敗 (セーブ)カブレラ 2勝3敗18S (敗)オクスプリング 1勝3敗
ロッテは4回裏LGの先発オクスプリング(元阪神)から3番パク・ヒョンスンのタイムリーで1点を先制し、6回裏パク・ヒョンスンの犠牲フライで1点を追加した。ロッテの先発チャン・ウォンジュンは好投を続け、LGに反撃を許さない。一方オクスプリングもそれ以上相手に追加点を許さなかった。チャン・ウォンジュンは9回も続投しプロ初完封勝利を狙ったが、2死1,2塁と同点のピンチを招きあと1アウトというところでマウンドを抑えのカブレラに譲った。カブレラは最後の打者代打イ・ソンヨルを打ち取り、ロッテがLG相手に完封勝ちを収めた。
左腕チャン・ウォンジュンは惜しくも完封勝利を逃したが、自己最多タイのシーズン7勝目。パク・ヒョンスンが全2打点をあげる活躍。オクスプリングも8回2失点と好投したが、7月のLG入団後打線の援護に恵まれず、内容は決して悪くないもののまだ1勝しかあげられていない。5位LGは勝った4位ハンファとのゲーム差が2に開き、上位争いから一歩後退。