ＳＫ ３−４ ロッテ （釜山・社稷）
（勝）カブレラ ２勝２敗１４Ｓ （敗）チェ・ビョンニョン ６勝６敗
（本塁打） ＳＫ ： キム・ガンミン ４号
ロッテは1回裏首位ＳＫの先発ロマノ(元広島)から5番の新外国人ペレス(元オリックス)、6番カン・ミンホ、7番キム・ジュチャンのタイムリーで3点を先制した。ＳＫは6回表ロッテの先発ソン・スンジュンから1番キム・ガンミンの本塁打、5番イ・ジニョンのタイムリーで2点を返すと、7回表ロッテの2番手イム・ギョンワンからキム・ガンミンの犠牲フライで3−3の同点に追いついた。イム・ギョンワンはこの後ＳＫに逆転を許さず、ＳＫもチョ・ウンチョンなどのリリーフ陣がロッテに勝ち越し点を与えない。
試合はこのまま延長に入り、ロッテは10回裏ＳＫの6番手チェ・ビョンニョンから9番イ・ウォンソクのタイムリーでサヨナラ勝ちし、苦手としていて9連敗中だったＳＫ相手に10試合ぶりに勝利した。10回表勝ち越しのピンチを防いだカブレラが勝利投手。一方ＳＫはロッテの継投策に抑えられ、お得意様に敗れてしまった。
ＬＧ ４−１ トゥサン （ソウル・蚕室）
（勝）オクスプリング １勝 （セーブ）ウ・ギュミン １勝２２Ｓ （敗）キム・サンヒョン ４勝４敗
（本塁打） ＬＧ ： バルデス ６号
ＬＧは先日入団したばかりの新外国人オクスプリング(元阪神)が韓国初登板初先発のマウンドに上がった。トゥサンは3回裏4番キム・ドンジュがオクスプリングから押し出しの四球を選び1点を先制する。ＬＧは4回表トゥサンの先発ランデル(元読売)から9番クォン・ヨングァンの内野ゴロの間に1−1の同点に追いつき、7回表トゥサンの2番手キム・サンヒョンから3番バルデス(元福岡ダイエー)の2ランで逆転する。8回表には相手のエラーもあり1点を追加した。
オクスプリングは7回を1失点と好投し、リュ・テッキョン、守護神ウ・ギュミンの継投でトゥサンに反撃を許さず、ＬＧが連敗を3で止めた。オクスプリングは韓国初勝利、バルデスが逆転2ランと両外国人の活躍が目立った。トゥサンはわずか4安打に抑えられてしまい、連勝も4で止まった。
ハンファ ４−５ サムソン （大邱）
（勝）ユン・ソンファン １勝 （セーブ）オ・スンファン ３勝２敗２１Ｓ （敗）クォン・ジュンホン １敗１Ｓ
（本塁打） ハンファ ： イ・ドヒョン ６号
ハンファは1回表サムソンの先発アン・ジマンから4番キム・テギュンのタイムリーで1点を先制し、サムソンもその裏ハンファの先発リュ・ヒョンジンから5番パク・チンマンのタイムリーですかさず同点にする。チーム最多の10勝をあげながらこの試合は制球に苦しんだリュ・ヒョンジンは6回裏パク・チンマンに逆転打を許し降板すると、サムソンはこの回ハンファの2番手アン・ヨンミョンから7番チン・ガビョンの犠牲フライなどで4−1とリードを広げた。
ハンファは7回表サムソンの3番手クォン・ヒョクから5番イ・ドヒョンの3ランで4−4の同点に追い付く。サムソンは8回裏ハンファの4番手クォン・ジュンホンからチン・ガビョンのタイムリーで1点を勝ち越すと、最後は守護神オ・スンファンが抑え接戦を制した。3番手として登板し、今季途中兵役から復帰し最近中継ぎで好投するユン・ソンファンが2004年以来3年ぶりの勝利。ハンファはこの試合も打線の軸であるクルーズが先発出場できなかったのが痛かった。なお、3番手として登板し最高齢登板記録(41歳5か月)を更新し続けるソン・ジヌが、史上8人目の600試合登板を達成。
[3年ぶりの勝利投手となったユン・ソンファン。]
キア ５−１ 現代 （水原）
（勝）スコービー ４勝５敗 （敗）ファン・ドゥソン ６勝４敗
（本塁打） キア ： チェ・ヒィソプ １号
キアは2回表、現代の先発チョン・ジュンホから4番チェ・ヒィソプの本塁打で1点を先制した。元大リーガーで5月にキアへ入団したチェ・ヒィソプにとって韓国初本塁打。キアの先発スコービーは5回まで無失点に抑えていたが、現代は6回裏3番イ・テックンのタイムリーで1−1の同点に追い付く。キアは8回表現代の4番手ファン・ドゥソンからチェ・ヒィソプの犠牲フライで1点を勝ち越すと、9回表現代の6番手チョ・ヨンフンから9番キム・ウォンソプの犠牲フライ、1番イ・ヨンギュのタイムリー、代わった7番手チョン・スンユンから2番キム・ジョングクのタイムリーで3点を追加した。
このリードをロドリゲス、ソン・ヨンミンの継投で守ったキアが勝ち、7回を1失点と好投したスコービーが今季4勝目。最近韓国に適応し調子の上がってきたチェ・ヒィソプが1本塁打2打点と活躍し、大リーグで通算40本塁打を記録した長距離砲としての期待にこたえ始めた。現代はわずか5安打に抑えられ、最下位キア相手に完敗。
[韓国初本塁打を記録したチェ・ヒィソプ。]
