ＳＫ １−１１ トゥサン （ソウル・蚕室）
（勝）リオス １６勝５敗 （敗）ロマノ ９勝３敗
（本塁打） トゥサン ： ホン・ソンフン ３号
2位トゥサンは1回裏ＳＫの先発ロマノ(元広島)から5番チェ・ジュンソクのタイムリーで2点を先制し、3回裏チェ・ジュンソク、7番イ・デスのタイムリーで2点を追加した。ＳＫは5回表相手のエラーで1点を返すが、トゥサンはその裏ＳＫの3番手チェ・サンドクから6番ホン・ソンフンのタイムリーで1点を追加した。トゥサンの先発リオスは7回途中まで1失点に抑えた。
トゥサンは6回裏ＳＫの3番手カ・ドゥギョム、4番手ユン・ギルヒョンから代打チャン・ウォンジンの犠牲フライ、3番コ・ヨンミンのタイムリーで2点、7回裏ＳＫの5番手キム・ウォンヒョンからホン・ソンフンの本塁打で1点、8回裏ホン・ソンフン、イ・デスのタイムリーで3点を追加し、クム・ミンチョル、チョン・ジェフン(背番号40)、ノ・ギョンウンの継投で相手に反撃を許さず、16安打11得点と打線が爆発し快勝した。これでトゥサンはＳＫ戦6連勝で、今季の対戦成績も10勝6敗と相性がいい。リオスは最多勝争い独走の16勝目。打線ではコ・ヨンミン、ホン・ソンフン、イ・デスが3安打と活躍し、ホン・ソンフンは1人で4打点をあげた。
一方ＳＫは10安打を放ちながら序盤の失点と拙攻が響き、わずか1得点に抑えられ苦手な2位トゥサンとのゲーム差が4.5に縮まった。1番チョン・グヌが4安打と活躍したが、先日試合中に負傷し骨折で全治約1か月と診断された主力外野手イ・ジニョンの穴が痛かった。
[今季16勝目をあげたリオス。]
ロッテ ０−１０ サムソン （大邱）
（勝）イム・チャンヨン ４勝６敗 （セーブ）チョン・ヒョヌク １Ｓ （敗）チャン・ウォンジュン ７勝９敗
サムソンは1回裏ロッテの先発チャン・ウォンジュンから4番シム・ジョンスのタイムリー、6番カン・ボンギュの犠牲フライ、7番チェ・テインのタイムリーで3点を先制し、3回裏6番キム・チャンヒィのタイムリーでチャン・ウォンジュンをノックアウトすると、この回代わった2番手ナ・スンヒョンから9番キム・ジェゴル、1番パク・ハニのタイムリーで8−0と序盤で試合をほぼ決めた。5回裏にもシム・ジョンスのタイムリーで2点を追加した。
サムソンの先発イム・チャンヨンは6回を無失点と好投すると、7回以降は2004年以来3年ぶりの1軍登板となったチョン・ヒョヌクが最後まで相手に反撃を許さず、サムソンが完封リレーと14安打10得点の打線の爆発で大勝した。2003年以来4年ぶりのセーブをあげたチョン・ヒョヌクはかつて先発や中継ぎとして活躍していたが、2004年シーズン終了後兵役に就いていた。打線では現在本塁打、打点の二冠王シム・ジョンスが3打点と活躍。ロッテはわずか4安打に抑えられてはなすすべがなかった。
ハンファ ４−５ キア （光州）
（勝）パク・チョンギュ １勝 （セーブ）ハン・ギジュ ２勝３敗２０Ｓ （敗）ク・デソン １勝６敗１９Ｓ
（本塁打） ハンファ： シン・ギョンヒョン ２号、クルーズ １９号、キム・テギュン ２０号
ハンファは3回表最下位キアの先発ユン・ソンミンから8番シン・ギョンヒョンの本塁打で1点を先制した。キアは5回裏ハンファの先発リュ・ヒョンジンから8番キム・サンフンのタイムリーで1−1の同点に追いついたが、ハンファは6回表3番クルーズ、4番キム・テギュンの連続本塁打で2点を勝ち越し、8回表キアの4番手パク・チョンギュから1番コ・ドンジンのタイムリーで1点を追加した。リュ・ヒョンジンは7回を1失点と好投した。
キアは8回裏ハンファの守護神ク・デソン（元オリックス）から3番チャン・ソンホ、4番チェ・ヒィソプのタイムリーで4−4の同点に追いつくと、この回代わった4番手クォン・ジュンホンから7番イ・ジョンボム（元中日）のタイムリーで逆転した。最後は守護神ハン・ギジュが抑え、キアが8回裏に4点を奪って執念の逆転勝ちを見せ、7連敗後久しぶりの連勝となった。プロ2年目の24歳の若手左腕パク・チョンギュが幸運にもプロ初勝利。今季2軍落ちも経験し引退もささやかれたベテランのイ・ジョンボムは、決勝タイムリーを含む2安打を打ち健在ぶりをアピールした。4位ハンファは相手を上回る11安打を放ちながら突き放せず、リリーフ陣が打たれてしまい上位争いから一歩後退。
ＬＧ ８−９ 現代 （水原）
（勝）キム・ヨンミン １勝 （敗）ウ・ギュミン ２勝４敗２６Ｓ
（本塁打） 現代 ： ファン・ジェギュン ２号
この試合は球場のすぐ隣の水原総合運動場でサッカーU-17ワールドカップの試合が行われる関係で、平日だが14時開始のデーゲームで行われた。ＬＧは2回表現代の先発チョン・ジュンホから6番ソン・インホ、9番クォン・ヨングァンのタイムリーで3点を先制したが、現代は3回裏ＬＧの先発オクスプリング(元阪神)から相手のエラーもあり1点を返し、4回裏6番チョン・ソンフンの犠牲フライ、7番ソン・ジマンのタイムリーで3−3の同点に追いついた。ＬＧは5回表4番チェ・ドンスのタイムリーで2点を勝ち越しチョン・ジュンホをノックアウトすると、現代はその裏4番ブランボー(元現代)、5番イ・テックンのタイムリーでオクスプリングをノックアウトし、代わった2番手キム・ミンギからチョン・ソンフンもタイムリーを打ち7−5と逆転した。
現代は6回裏最近好調の9番ファン・ジェギュンの本塁打で1点を追加したが、ＬＧは7回表現代の4番手ノ・ファンスから5番パク・ヨンテクのタイムリー、代わった5番手パク・チュンスから代打イ・ソンヨルへの押し出しの死球で2点を返すと、さらに代わった6番手キム・ヨンミンから8番チョ・インソンへの押し出しの四球で8−8の同点に追いついた。現代は9回裏ＬＧの守護神ウ・ギュミンから代打カン・ビョンシクが犠牲フライを打ち、サヨナラ勝ちを収め両チーム合計26安打の乱打戦を制した。
8回、9回と相手に勝ち越し点を与えなかった20歳の若手キム・ヨンミンは、プロ2年目にしてプロ初勝利。8月になり打線の不振で7連敗した7位現代は、この試合ではブランボー、イ・テックンなどの主軸に当たりが戻ってきていた。5位ＬＧはまたもや守護神ウ・ギュミンの不調で勝てず、上位争いにはなかなか進出できない。
[9回裏サヨナラ犠牲フライを打ったカン・ビョンシク。]
