ＳＫ １１−４ ロッテ （釜山・社稷）
（勝）レイボーン １２勝３敗 （敗）チャン・ウォンジュン ５勝８敗
（本塁打） ＳＫ ： パク・チェサン ６号
ロッテは先日2年ぶりに復帰した外国人打者ペレス(元オリックス)を5番ライトで先発出場させた。ペレスはさっそく期待にこたえ、2回裏ＳＫの先発レイボーン(元広島)から復帰後初安打となるタイムリーを打ち、ロッテが1点を先制した。だがＳＫは3回表ロッテの先発チャン・ウォンジュンから3番イ・ジェウォン、4番イ・ホジュンのタイムリーで2−1と逆転し、5回表ロッテの2番手イム・ギョンワンから7番パク・チェホン、9番ナ・ジュファン、1番キム・ガンミンのタイムリーで5点を追加した。
ＳＫは6回表ロッテの4番手ナ・スンヒョンから8番チェ・ジョンのタイムリーで2点を追加するが、ロッテはその裏7番キム・ジュチャン、8番チョン・ボミョンのタイムリーでレイボーンをノックアウトし、代わった2番手キム・ウォンヒョンからも1点を返し、9−4と5点差に縮めた。ＳＫは7回表ロッテの6番手チェ・デソンから6番チョン・ギョンベのタイムリーで1点、9回表ロッテの8番手カン・ヨンシクから2番パク・チェサンの本塁打で1点を追加した。
最後はソン・ウンボムが抑え、ＳＫはロッテ相手に大勝し対ロッテ戦の連勝を9に伸ばし、連敗も3で止めた。レイボーンはチーム最多の12勝目。打線も先発全員安打の18安打11得点と爆発し、チェ・ジョンが3安打1打点と活躍。一方17日のオールスター戦でＭＶＰに選ばれたチョン・スグンなどの活躍が目立ったロッテは、苦手の首位ＳＫに完敗してしまい、せっかくの上昇ムードに水を差した。
ＬＧ ２−３ トゥサン （ソウル・蚕室）
（勝）イム・テフン ６勝２敗１Ｓ （敗）リュ・テッキョン ２敗
（本塁打） トゥサン ： チェ・ジュンソク １１号
今回の同じ蚕室野球場を本拠地とするライバル対決は、トゥサンの先発が現在最多勝(13勝)のリオス、ＦＡでトゥサンから移籍したＬＧの先発パク・ミョンファンと、両エース同士の対決となった。先手を取ったのはトゥサンで、2回裏1番コ・ヨンミンのタイムリーで先制すると、3回裏5番チェ・ジュンソクの本塁打で1点を追加した。リオスは貫録の投球で7回を無失点に抑えた。パク・ミョンファンは不安定な投球内容だったが、トゥサンは4回以降追加点を奪えなかった。
ＬＧは8回表、中継ぎから抑えに転向したトゥサンの高卒新人イム・テフンから3番バルデス(元福岡ダイエー)のタイムリーで2−2の同点に追いついた。トゥサンは9回裏ＬＧの3番手リュ・テッキョン、4番手キム・ミンギからチャンスを作ると、コ・ヨンミンがタイムリーを打ちサヨナラ勝ちで連勝を4に伸ばし、首位ＳＫを追撃した。セーブに失敗したイム・テフンは、9回表も投げ続け幸運にも6勝目を手にした。最近3番を打つことが多かったコ・ヨンミンは、普段1番を打っているイ・ジョンウクの欠場で1番を任され、見事期待に応え2安打2打点と活躍。
[サヨナラタイムリーを打ったコ・ヨンミン。]
ハンファ ０−５ サムソン （大邱）
（勝）ブラウン ７勝６敗 （敗）セドリック ７勝８敗
（本塁打） サムソン ： パク・チンマン ６号
サムソンは1回裏ハンファの先発セドリック(元東北楽天)から5番パク・チンマンのタイムリー、6番キム・ハンスの犠牲フライで2点を先制し、2回裏3番ヤン・ジュンヒョクの内野ゴロの間に1点、5回裏キム・ハンスの犠牲フライで1点を追加した。サムソンの先発ブラウン(元阪神)は安定した投球で7回途中まで無失点に抑えた。サムソンは7回裏にもハンファの2番手チェ・ヨンピルからパク・チンマンの本塁打で1点を追加した。
サムソンはクォン・ヒョク、イム・チャンヨンの継投でハンファに反撃を許さず、完封リレーで快勝した。パク・チンマンが3安打2打点と活躍し、3塁打を打てばサイクルヒット達成だった。打線の軸であるクルーズが欠場したハンファはわずか5安打に抑えられ、首位ＳＫとのゲーム差が5.5に開いた。
[先制タイムリーを含む3安打と活躍したパク・チンマン。]
キア ２−３ 現代 （水原）
（勝）キム・スギョン ９勝４敗 （セーブ）ソン・シニョン １勝２敗１４Ｓ （敗）キム・ヒィゴル ２勝２敗
現代は1回裏キアの先発キム・ヒィゴルから4番ブランボー(元オリックス)、5番イ・スンヨン、6番チョン・ソンフンのタイムリーで3点を先制した。キム・ヒィゴルは1回途中で交代し、2番手ユン・ソンミン、3番手ソン・ヨンミンなどのリリーフ陣が現代に追加点を許さない。現代の先発キム・スギョンは6回を無失点に抑えた。キアは8回表現代の4番手ファン・ドゥソンから代打チャン・ソンホのタイムリーで2点を返し、1点差に迫った。
最後はソン・シニョンが抑え、現代が接戦を制した。キム・スギョンはチーム最多の9勝目。なお、現代のチョン・ジュンホは2回裏四球で出塁すると、すかさず2塁へ今季10個目の盗塁を決め、1991年以来となる17年連続2ケタ盗塁の前人未到の記録を達成した。チョン・ジュンホはこれまで4度の盗塁王に輝き、史上最多の通算盗塁記録(531)の保持者でもある。今季は打撃も好調で打率も.333と、ヤン・ジュンヒョク(サムソン)に続く史上2人目となる通算2000本安打まであと131本となる1869安打を記録している。
