トゥサン−ＬＧ（ソウル・蚕室）は雨天中止。なお24日は木曜日だが韓国では釈迦生誕日の祝日にあたり、全試合14時開始のデーゲームで行われた。
ＳＫ ６−９ サムソン （大邱）
（勝）クォン・オジュン １勝 （セーブ）オ・スンファン ２勝１敗１０Ｓ （敗）チョ・ウンチョン １勝３敗２Ｓ
（本塁打） ＳＫ ： イ・ホジュン ２号
サムソンは1回裏ＳＫの先発チェ・サンドクから4番シム・ジョンス、5番チン・ガビョンのタイムリーと相手のエラーで3点を先制し、2回裏3番ヤン・ジュンヒョクのタイムリーで1点を追加した。ＳＫは3回表サムソンの先発チョン・ビョンホから2番チョ・ドンファ、3番イ・ジニョン、4番イ・ホジュンの3者連続タイムリーとエラーで5−4と逆転し、チョン・ビョンホをノックアウトした。だがサムソンもその裏ＳＫの2番手ユン・ギルヒョンからチャンスを作ると、相手のエラーで同点に追いついた。
ＳＫは5回表サムソンの3番手チャ・ウチャンからイ・ホジュンの本塁打で1点を勝ち越したが、サムソンは6回裏ユン・ギルヒョンから2番シン・ミョンチョルのタイムリーで再び同点とした。さらに8回裏ＳＫの4番手チョ・ウンチョン、5番カ・ドゥギョムから満塁のチャンスを作ると、ヤン・ジュンヒョクが走者一掃の3点タイムリーを打ち逆転した。
最後は守護神オ・スンファンが抑え、開幕から50日近くたっても一向に調子の上がらなかった王者サムソンはようやっと勝率5割に戻し、同率4位に浮上した。2006年まで中継ぎの柱として活躍していたが、今季は不調により2軍落ちしていたクォン・オジュンが4番手として登板し、ようやっと今季初勝利。ヤン・ジュンヒョクは23日のＳＫ戦で2塁へ盗塁を試みた際、2塁手のスパイクが手にあたり負傷してしまい途中交代したが、この試合は出場を志願し2安打4打点と活躍し、史上初の2000本安打まであと18本に迫った。ＳＫは先発ローテーションの谷間をベテランのチェ・サンドクに託したが、完全な役不足で試合展開を苦しくした。
現代 ８−４ ハンファ （清州）
（勝）キム・スギョン ４勝２敗 （セーブ）ソン・シニョン １勝２敗３Ｓ （敗）ヤン・フン １勝３敗２Ｓ
（本塁打） 現代 ： ブランボー ６号、チョン・ソンフン ５号
8連敗中の最下位現代は2回表、ハンファの先発チョン・ミンチョル(元読売)から8番キム・ドンスのタイムリーで1点を先制するが、ハンファはその裏現代の先発キム・スギョンから8番ペク・チェホの内野ゴロの間に同点とする。現代は4回表4番ブランボー(元オリックス)の本塁打、キム・ドンスと1番チョン・ジュンホのタイムリーで3点を勝ち越し、チョン・ミンチョルをノックアウトした。
だが5連勝中のハンファは5回裏4番キム・テギュンのタイムリー、6番イ・ドヒョンの犠牲フライなどで4−4の同点に追いついた。現代は7回表ハンファの2番手ヤン・フン、3番手アン・ヨンミョンからチャンスを作ると、6番ソン・ジマンのタイムリーで2点を勝ち越した。さらに9回表ハンファの4番手チェ・ヨンピルからチョン・ソンフンの2ランでリードを広げた。
現代はチョ・ヨンフン、ソン・シニョンの継投でハンファの反撃を断ち、5月13日のサムソン戦以来の連敗を8で止めた。決勝タイムリーを打ったソン・ジマンが3安打と活躍。なお、この試合現代のチョン・ジュンホが5打席に立ち、チャン・ジョンフン(ハンファ、引退)の6292打席を抜き通算打席を6295とし、新記録を達成した。チョン・ジュンホは現在38歳のベテラン外野手で、4度の盗塁王に輝き、通算525盗塁の韓国記録の保持者でもある(記録は5月24日現在)。
ロッテ ５−２ キア （光州）
（勝）ヨム・ジョンソク ４勝３敗 （敗）ユン・ソンミン ２勝７敗
（本塁打） ロッテ ： リオス １号、イ・デホ １０号
ロッテは3回表キアの先発ユン・ソンミンから9番キム・ジュチャンのタイムリーで1点を先制し、4回表キム・ジュチャンの2打席連続タイムリー、1番イ・スンファのタイムリーで2点を追加した。キアはその裏ロッテの先発ヨム・ジョンソクから4番イ・ジェジュの内野ゴロの間に1点を返した。ロッテは5回表新外国人リオスの韓国初本塁打で1点を追加した。
さらにロッテは7回表、キアの2番手チャ・ジョンミンから4番イ・デホの10号本塁打で1点を追加した。ヨム・ジョンソクは8回途中で降板し、キアは9回裏ロッテの2番手チェ・デソンから5番キム・ジョングクのタイムリーで1点を返したが、ロッテがキアに勝ち勝率を5割に戻した。5月中ごろにロッテへ入団したばかりのリオスが3安打と活躍。13安打のロッテに対してキアは5安打しか打てず、救世主として期待された元大リーガーのチェ・ヒィソプは、この試合も23日に続いてわき腹痛で欠場し、地元・光州(クァンジュ)のファンの期待を裏切った。
[韓国初本塁打を打った新外国人リオス。]
