現代 4−5 SK (仁川・文鶴)
(勝)ユン・ギルヒョン 2勝2敗 (セーブ)チョン・デヒョン 1勝13S (敗)ソン・シニョン 1勝2敗2S
(本塁打) 現代 : イ・スンヨン 1号 SK : パク・キョンワン 1号
4連敗中の現代は2回表、首位SKの先発イ・ヨンウクから6番チョン・ソンフンのタイムリーで1点を先制すると、3回表今季好調で現在首位打者の3番イ・スンヨンに今季初本塁打となる2ランが出て、4回表には9番チ・ソックンのタイムリーでイ・ヨンウクをノックアウトする。SKは5回裏、現代の先発キム・スギョンから開幕当初はクリーンアップを打っていたが、現在は9番まで下がった正捕手パク・キョンワンの2ランで反撃を開始する。
SKは6回裏5番キム・ジェヒョンのタイムリーで1点を返し、4−3と1点差に迫りキム・スギョンをノックアウトする。勢いに乗るSKは8回裏、現代の4番手ソン・シニョンから2番チョ・ドンファのタイムリーで5−4と逆転する。最後は守護神チョン・デヒョンが9回表同点のピンチを招くが何とか抑え、SKが逆転勝ちした。8回表2死から登板し打者1人を打ち取ったSKの4番手ユン・ギルギョンが幸運にも今季2勝目。
チョン・デヒョンはセーブ王争いトップタイの13セーブ目。チョ・ドンファが3安打1打点、パク・キョンワンが3安打1本塁打2打点と活躍した。現代はチョン・ソンフンが3安打1打点と活躍したが、この試合も投手陣が持ちこたえられず5連敗で最下位へ転落。
ハンファ 2−1 ロッテ (釜山・社稷)
(勝)ムン・ドンファン 4勝2敗 (セーブ)ク・デソン 1勝1S (敗)ヨム・ジョンソク 3勝3敗
(本塁打) ハンファ : クルーズ 9号
この試合、社稷野球場は約3万人と満員の観衆で埋め尽くされ、18日延長戦で敗れた地元ロッテの勝利が期待された。ハンファは4回表ロッテの先発ヨム・ジョンソクから、18日決勝タイムリーを打った3番クルーズの本塁打で1点を先制し、6回表現在打点王の4番キム・テギュンの犠牲フライで1点を追加した。ハンファの先発ムン・ドンファンは毎回のように走者を出すが、4番イ・デホなど中軸が打てずロッテはチャンスを生かすことができない。
ロッテは8回裏新外国人の5番リオスのタイムリーで1点を返したが、この回途中から守護神ク・デソンが登板し、完璧なリリーフで1点のリードを守りきりハンファがロッテに連勝し、LGとの同率2位を守った。ムン・ドンファンはリュ・ヒョンジンと並んでチーム最多の今季4勝目。ひざの故障で開幕後から2軍落ちしていたク・デソンは今季初セーブ。ロッテはハンファの5安打を上回る7安打を放ったが、チャンスを生かしきれず好投していたヨム・ジョンソクを見殺しにしてしまった。
LG 5−3 サムソン (大邱)
(勝)パク・ミョンファン 6勝 (セーブ)ウ・ギュミン 13S (敗)イム・ドンギュ 2敗
(セーブ) サムソン : ヤン・ジュンヒョク 10,11号
サムソンは1回裏LGの先発パク・ミョンファンから3番ヤン・ジュンヒョクの本塁打で1点を先制する。LGは3回表サムソンの先発イム・ドンギュから3番バルデス(元福岡ダイエー)のタイムリー、5番チェ・ドンスの犠牲フライで3点を奪い逆転し、イム・ドンギュをノックアウトする。さらにLGはこの回代わった2番手クォン・オウォンから1点を追加した。
サムソンは4回裏9番キム・ジェゴルの犠牲フライで1点、5回裏ヤン・ジュンヒョクのこの日2本目となる本塁打で1点差に迫った。LGは6回表サムソンの3番手チョ・ヒョングンからバルデスのタイムリーで1点を追加した。パク・ミョンファンは6回で降板すると、その後はキム・ミンギ、守護神ウ・ギュミンなどのリレーでサムソンに反撃を許さず、LGが逆転勝ちしハンファとの同率2位を守った。
パク・ミョンファンは打線の援護にも恵まれ、今季負けなしの開幕6連勝。ウ・ギュミンはセーブ王争いトップタイの13セーブ目。2番イ・ジョンヨルが3安打、バルデスが2安打3打点と活躍した。サムソンはヤン・ジュンヒョクの2本塁打にもかかわらず、2番チョ・ドンチャン、4番チン・ガビョン、5番シム・ジョンスなどが無安打で打線がつながらなかった。ヤン・ジュンヒョクは1993年のプロ入団以来15年連続2ケタ本塁打を達成し、キム・テギュン(ハンファ)と並ぶ本塁打王争いトップタイに並び、史上初の2000本安打達成まであと24本とした。
[本塁打王争いトップタイに並んだヤン・ジュンヒョク。]
[3打点と活躍したバルデス。]
キア 6−0 トゥサン (ソウル・蚕室)
(勝)ユン・ソンミン 2勝6敗 (敗)キム・スンフェ 1勝4敗
(本塁打) キア : キム・ジョングク 1号、チャン・ソンホ 7号
先日キアへ入団した元大リーガーのチェ・ヒィソプ(元デビルレイズ)の韓国デビュー戦ということで、蚕室(チャムシル)野球場は約3万人の大観衆が集まった。チェ・ヒィソプは4番1塁で先発出場した。キアは2回表、これまで中継ぎとして活躍してきたトゥサンの先発キム・スンフェから8番キム・サンフンのタイムリーで1点を先制し、5回表9番キム・ジョングク、3番チャン・ソンホの2試合連続となる本塁打で2点を追加した。
キアの先発ユン・ソンミンは好投しトゥサン打線を無得点に抑えていく。キアは6回表トゥサンの2番手イ・スンハクからキム・サンフンのタイムリーで1点、9回表トゥサンの守護神チョン・ジェフンから6番ホン・セワンのタイムリーで2点を追加した。キアは8回裏途中から2番手として新外国人スコービーを韓国初登板させ、トゥサンに反撃を許さず完封リレーで快勝し、5連敗した現代を抜いて最下位から脱出した。
今季抑えから先発に転向し防御率2点台前半と好投を続けてきたが、報われることが少なかったユン・ソンミンがやっと2勝目。注目のチェ・ヒィソプは5打席無安打で、韓国初安打はお預けで満員の観衆の期待を裏切ってしまった。