DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  首位SK、パク・キョンワンの捕手史上初300号本塁打で13連勝  2位トゥサンも一発攻勢で5連勝

LG 4−5 SK  (仁川・文鶴) 
(勝)コ・ヒョジュン 1勝1敗2S  (セーブ)チョン・ウラム 2勝1敗1S  (敗)パク・ミョンファン 2勝1敗
本塁打) LG : パク・ヨンテク 2号  SK : パク・キョンワン 1号
 LGは1回表、SKの先発ソン・ウンボムから5番イ・ジニョン、6番チョン・ソンフンのタイムリーで2点を先制したが、SKは3回裏LGの先発パク・ミョンファンから、ショートのオ・ジファンの悪送球で1点を返し、4回裏代打キム・ジェヒョンのタイムリー、9番イム・フンの犠牲フライで4−2と逆転した。さらに5回裏、5番パク・キョンワンが捕手史上初の通算300号本塁打を放ち、5−2とリードを広げた。SKは先発ソン・ウンボムを4回で見切り、5回から2番手コ・ヒョジュンを登板させた。
 LGは8回表コ・ヒョジュンから3番パク・ヨンテクの本塁打で1点を返し、9回表SKの3番手チョン・ウラムから5番イ・ジニョンのタイムリーで1点差としたものの、首位SKが逃げ切り13連勝で4月最後の試合を締めくくった。SKはこれで勝率が8割を超え、シーズン序盤から独走の気配が漂っている。5回から8回途中まで1失点に抑えたコ・ヒョジュンが勝利投手。4位LGは2010年シーズン復活を遂げたパク・ミョンファンが5回途中5失点で降板し、首位SKにあと一歩及ばなかった。打線ではイ・ジニョンが3安打1打点と活躍。
 

ネクセン 5−12 トゥサン  (ソウル・蚕室) 
(勝)ヒメネス 5勝1敗  (敗)バーンサイド 1勝4敗
本塁打) トゥサン : チェ・ジュンソク 3号、イ・ウォンソク 3号、イ・ソンヨル 4号、ユ・ジェウン 2号、ソン・シホン 3号
 トゥサンは1回裏、ネクセンの先発バーンサイド(元読売)から3番イ・ソンヨルのタイムリー、4番キム・ヒョンスの犠牲フライで2点を先制し、2回裏2番イム・ジェチョルの犠牲フライで1点を追加し、バーンサイドはこの回途中で降板した。トゥサンは3回裏、ネクセンの2番手コ・ウォンジュンから6番チェ・ジュンソクの本塁打で1点を追加したが、ネクセンは4回表トゥサンの先発ヒメネスから5番ソン・ジマンの犠牲フライで1点を返した。トゥサンは4回裏5番キム・ドンジュのタイムリーで1点、5回裏9番イ・ウォンソクの本塁打で1点を追加した。
 ネクセンは6回表5番ソン・ジマンのタイムリーで1点を返したが、トゥサンはその裏3番イ・ソンヨルの本塁打で1点を追加し、7回裏ネクセンの3番手イ・ジョンホから代打ユ・ジェウンの3ラン、8回裏ネクセンの4番手ソン・スンナクから7番ソン・シホンの2試合連続本塁打で12−2と10点差までリードを広げた。ネクセンは9回表、トゥサンの3番手ホン・サンサムから7番カン・ジョンホ、1番チャン・ギヨンのタイムリーなどで3点を返したが、反撃もここまでで2位トゥサンが本塁打5本の一発攻勢で大勝し、5連勝となったが13連勝と勢いが止まらない首位SKに離されないとするのがやっとこさである。
 6回を2失点に抑えたヒメネスがチーム最多の5勝目。打線ではイ・ソンヨルが4安打1本塁打2打点、ソン・シホンが3安打1本塁打2打点と活躍。なお、トゥサンは4月29日ハンファ戦8回表の攻撃からこの試合の8回裏の攻撃まで10イニング連続得点と、プロ野球新記録を達成。なお、最下位ネクセンは、先発バーンサイドが制球に苦しみ2回持たず降板し、後続も次々に打たれるなど負の連鎖が止まらず5連敗。打線では1番チャン・ギヨンが3安打1打点と活躍。


(トゥサンは1回から8回まで毎回得点を続け、10イニング連続得点の新記録を達成。お立ち台に立つのはイ・ソンヨル。)
 

サムソン 10−4 ハンファ  (大田) 
(勝)クルセタ 3勝3敗  (敗)ユ・ウォンサン 2勝1敗
本塁打) サムソン : チェ・ヒョンウ 4号、パク・ハニ 5号  ハンファ : チェ・ジンヘン 5号
 サムソンは1回表、ハンファの先発ユ・ウォンサンから2番シン・ミョンチョルのタイムリーで1点を先制し、4回表ハンファの2番手ヤン・フン、3番手ユン・グニョンから3番チェ・ヒョンウ、4番チェ・テイン、5番ヤン・ジュンヒョクのタイムリーで3点、5回表ハンファの4番手チェ・ヨンピルからチェ・ヒョンウの本塁打で3点、6回6番パク・ハニの本塁打で1点を追加した。サムソンの先発クルセタは5回を無失点に抑え、ハンファは6回裏サムソンの2番手ナイト(元北海道日本ハム)から7番ソン・グァンミンのタイムリーで1点を返した。
 サムソンは7回表、ハンファの5番手パク・チョンジンからヤン・ジュンヒョクのタイムリーで2点を追加し、ハンファもその裏5番チェ・ジンヘンの3ランで反撃した。サムソンはこのあとクォン・オジュン、ペク・チョンヒョン、キム・ヒョヌの継投で相手の反撃を断ち、LGと争う3位の座を守った。クルセタは最近3連敗から脱出する3勝目。なお、5月で41歳になる大打者ヤン・ジュンヒョクは、3回表のヒットで史上初となる通算2300安打を達成し、3安打3打点と活躍した。その他にはチェ・ヒョンウが3安打1本塁打4打点、パク・ハニが3安打1本塁打3打点と活躍。7位ハンファは先発ユ・ウォンサンが3回で降板し、リリーフ陣も打たれまったく光明の見えない5連敗。


(通算2300安打を記録したヤン・ジュンヒョク。)
 

キア 8−4 ロッテ  (釜山・社稷) 
(勝)クァク・チョンチョル 1勝2敗2S  (敗)イ・ジョンフン 1勝3敗1S
本塁打) キア : キム・ウォンソプ 2号
 キアは1回表、ロッテの先発チョ・ジョンフンから3番キム・ウォンソプの2ランで先制し、ロッテは4回裏、キアの先発ソ・ジェウンから6番チョ・ソンファンのタイムリーで1点を返すと、5回裏3番ホン・ソンフンのタイムリー、チョ・ソンファンの内野ゴロの間に3−2と逆転した。キアは6回表7番アン・チホンの2点タイムリーで4−3と逆転し、ロッテは7回裏キアの3番手クァク・チョンチョルからチョ・ソンファンのタイムリーで4−4の同点に追いついた。
 キアは9回表、ロッテの2番手イ・ジョンフン、3番手ホ・ジュンヒョク(背番号20)、4番手ホ・ジュンヒョク(背番号56)から1番イ・ヨンギュ、2番イ・ジョンボム(元中日)のタイムリー、キム・ウォンソプの犠牲フライ、5番ナ・ジワンのタイムリーで4点を勝ち越し、最後はユ・ドンフンが抑え逃げ切った。これでキアはロッテを抜いて5位に浮上。7回裏同点打を許したが8回裏は抑えたクァク・チョンチョルが勝利投手。打線ではキム・ウォンソプが2安打1本塁打3打点と活躍。ロッテは連勝が3で止まり、1日でまたもや6位に後退した。打線ではホン・ソンフンが3安打1打点、チョ・ソンファンが2安打3打点と活躍。