ＳＫ ８−４ ＬＧ （ソウル・蚕室）
（勝）ユン・ギルヒョン １勝２敗 （敗）キム・フェグォン １敗
（本塁打） ＬＧ ： パク・ヨンテク ６号
首位ＳＫは1回表ＬＧの先発ポン・ジュングン(元レッズ)から5番チョン・ギョンベのタイムリーで1点を先制し、2回表トゥサンから移籍した9番ナ・ジュファンのＳＫ移籍後初打点となるタイムリーで1点を追加した。ＬＧは2回裏ＳＫの先発レイボーン(元広島)から8番チョ・インソンのタイムリーで1点を返すが、ＳＫは4回表1番キム・ガンミン、3番イ・ジェウォンのタイムリーで2点を追加し、ポン・ジュングンはこの回限りで降板した。
ＬＧは4回裏7番ファン・ソニルのタイムリーで1点を返すと、5回裏4番パク・ヨンテクの2ランで4−4の同点と追いつき、開幕から6連勝中だったレイボーンをノックアウトした。ＳＫは6回表ＬＧの2番手キム・フェグォンからナ・ジュファンがヒットで出塁すると、代わった3番手キム・ミンギから2番チョ・ドンファのタイムリーで1点を勝ち越した。さらに代わった4番手キム・ジェヒョンから4番イ・ホジュン、チョン・ギョンベの連続タイムリーで3点を追加した。
ＳＫはユン・ギルヒョン、チョン・ウラム、チョ・ウンチョン、イ・ヨンウクのリリーフ陣が相手にヒットすら許さない好リリーフで相手の反撃を断ち、トゥサンとＬＧの本拠地・蚕室野球場で4月13−15日のトゥサン3連戦以来の連勝を4に伸ばし、首位をしっかりと固めた。ユン・ギルヒョンが今季幸運にも初勝利。普段は外野の控えに回っているチョ・ドンファが3安打1打点と活躍した。敗れたＬＧは同率3位から勝率の関係で6位に転落。
サムソン ６−１ ハンファ （大田）
（勝）ブラウン １勝２敗 （敗）セドリック ３勝３敗
（本塁打） サムソン ： シン・ミョンチョル ２号
サムソンは1回表、ハンファの先発セドリック(元東北楽天)から3番ヤン・ジュンヒョクの内野ゴロの間に1点を先制し、4回表9番パク・ハニのタイムリー、1番シン・ミョンチョルの犠牲フライで2点を追加した。さらに6回表シン・ミョンチョルが2ランを打つと、代わったハンファの2番手ソ・ミヌクから4番シム・ジョンスのタイムリーで1点を追加し、6−0と大きくリードを広げる。
サムソンの先発ブラウン(元阪神)は5回まで無失点に抑えた。ハンファは8回裏サムソンの4番手チョ・ヒョングンから代打チョ・ウォヌのタイムリーで1点をやっと返したが、反撃はここまでで最後はクォン・オウォンが抑えサムソンが快勝した。2006年11勝をあげ、チームの韓国シリーズ優勝に貢献したブラウンはやっと今季初勝利。シン・ミョンチョルが2安打3打点と活躍。
2006年韓国シリーズ連覇を達成し現在7位に低迷する王者サムソンは、久しぶりの連勝で少しずつ上昇気流に乗りたいところである。一方2位ハンファは自慢の打線がわずか6安打に抑えられ、先発セドリックも打線の弱いサムソンに6点も奪われてしまってはどうしようもなかった。
トゥサン ５−６ ロッテ （馬山）
（勝）チェ・デソン ３勝 （セーブ）カブレラ １勝２敗５Ｓ （敗）キム・スンフェ １勝３敗
（本塁打） トゥサン ： キム・ドンジュ ８号 ロッテ ： イ・デホ ８号、チョン・ボミョン １号
同率3位どうしの対決となったこの試合は、トゥサンが1回表ロッテの先発チェ・ヒャンナムから4番キム・ドンジュが自身の1000試合出場を飾る3ランを打ち先制した。ロッテはその裏トゥサンの先発ランデル(元読売)から3番チョン・ボミョンの犠牲フライ、4番イ・デホの7試合ぶりとなる8号本塁打で2点を返した。トゥサンは2回表1番イ・ジョンウクのタイムリーで1点を追加し、チェ・ヒャンナムをこの回途中で降板させると、3回裏ロッテの2番手パク・ソクチンから6番ホン・ソンフンの犠牲フライでさらに1点を追加した。
だがこの日は今季5勝負けなしと好調のランデルが思わしくなく、ロッテは3回裏チョン・ボミョンの2ランで5−4と1点差に迫り、この回限りでランデルは降板した。トゥサンの2番手イム・テフンは4回から6回まで何とかロッテに同点打を許さなかった。ロッテはイム・ギョンワンなどのリリーフ陣がトゥサンに追加点を許さず、それに打線が応え7回裏トゥサンの3番手キム・スンフェから5番チェ・ギョンファン、6番カン・ミンホのタイムリーで6−5と逆転する。
チェ・デソン、カブレラがこの1点のリードを守りきりロッテが逆転勝ちし、2位ハンファとゲーム差なしの単独3位に浮上した。150km/hを超える速球で中継ぎとして活躍するチェ・デソンが今季3勝目。現代と同率4位となったトゥサンはランデルの乱調が誤算で、3番アン・ギョンヒョンが無安打と打線のブレーキ役になっていた。
キア ８−３ 現代 （水原）
（勝）イ・サンファ １勝 （敗）キャラウェイ ２勝４敗
（本塁打） キア ： ホン・セワン ５号、キム・ウォンソプ １号 現代 ： チョン・ソンフン ５号、ソン・ジマン ５号
キアは2回表現代の先発キャラウェイから5番ホン・セワンの本塁打、8番キム・サンフン、2番イ・ヨンギュのタイムリーで3点を先制した。現代もキアの先発イ・サンファから5番ソン・ジマンの2ランで反撃するが、その後同点に追いつけない。現代は6回表現代の3番手ノ・ファンスから、3番チャン・ソンホの満塁本塁打でリードを広げた。現代もその裏キアの2番手シン・ヨンウンからソン・ジマンのタイムリーで1点を返した。
キアは8回表現代の4番手キム・ソンテから、1番キム・ウォンソプのプロ7年目での初本塁打で1点を追加した。最後は3番手イ・ボムソクが抑え、最下位キアが快勝した。今季先発として期待されていたが、まだ勝利のなかったイ・サンファが6回途中1失点と好投した。強打者チェ・ヒィソプの入団で一塁から外野へとコンバートされる構想のチャン・ソンホは、約2年ぶりにレフトを守り満塁本塁打を含む3安打4打点と活躍した。現代ではソン・ジマンが3安打3打点と活躍したが、2006年14勝をあげたものの今季は内容が悪くまだ2勝しかあげていない外国人投手キャラウェイは、この試合も5回途中3失点と勝つことはできなかった。
[勝負を決める満塁本塁打を打ったチャン・ソンホ。]
