DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  セーブ王オ・スンファン、年俸倍増  チョ・ドンチャンらも契約更改

 サムソンは15日、今季韓国プロ野球史上最多のシーズン47セーブをあげ、初のセーブ王に輝いたオ・スンファン(24)と契約更改を行い、6500万ウォン(約830万円)から倍増のプロ3年目の選手としては史上最高額となる年俸1億3000万ウォン(約1660万円)となった。オ・スンファンは昨季サムソンに入団し、中継ぎに抑えに活躍し10勝をあげチームの韓国シリーズ優勝に貢献し、新人王に輝いた。今季は抑えに定着し、150km/hのストレートと抜群の制球力で韓国球界1のストッパーとしてセーブ王に輝き、チームの韓国シリーズ連覇の立役者となった。今季の成績は63試合に出場、4勝3敗47S、防御率1.59。
 2006年WBC(ワールドベースボールクラシック)韓国代表にも選ばれ、2次リーグの日本戦では抑えとして登板し、見事反撃を断ち勝利に貢献した。12月のアジア大会の日本戦でも登板したが、シーズンの疲労が蓄積していたのか本調子からは程遠く、長野久義(日大)にサヨナラ本塁打を打たれてしまった。来季も韓国ナンバー1ストッパーとして、チームの3連覇達成に向け全力投球を続けるであろう。
 また、サムソンは他の選手とも契約更改を行った。今季3塁のレギュラーとして活躍を期待したが怪我と不振で102試合に出場にとどまり、打率.259、10本塁打、46打点と期待に応える成績を残せなかったチョ・ドンチャン(23)は3000万ウォン(約380万円)増の年俸1億3000万ウォン、今季トゥサンから移籍し87試合に出場した控えの外野手カン・ボンギュ(28)は1000万ウォン(約130万円)増の年俸5400万ウォン(約690万円)となった。