DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

   オ・スンファンはセーブ記録タイ、クォン・オジュンはホールドの記録タイに並び、首位サムソンが勝利

SK 0−2 サムソン  (大邱
(勝)ハリッカラ 11勝6敗  (セーブ)オ・スンファン 3勝3敗42S  (敗)シン・スンヒョン 7勝6敗
本塁打) サムソン : チョ・ドンチャン 9号
 13日以来試合がなかった首位サムソンは5回裏、6位SKの先発シン・スンヒョンからチョ・ドンチャンの本塁打で1点を先制する。サムソンの先発ハリッカラは7回途中まで無失点に抑え、最近試合がなく登板機会のなかった先発要員のペ・ヨンスが2番手として登板した。サムソンは7回裏SKの2番手チョン・デヒョンからチョ・ドンチャンの犠打で1点を追加し、8回からは3番手クォン・オジュンをマウンドに送る。8回途中からは守護神オ・スンファンがSKを無安打に抑え、サムソンが完封リレーで勝利した。
 中継ぎの柱として活躍し今季60試合に登板したクォン・オジュンは、28ホールドを達成し昨季イ・ジェウ(トゥサン、現在兵役中)のホールド記録タイに、守護神オ・スンファンは42セーブ目をあげ、2000年チン・ピルジュン(当時トゥサン、現在はLG)が達成した年間セーブ数タイ記録に並んだ。ハリッカラはチーム最多の今季11勝目。首位サムソンはこの日試合のなかった2位現代とのゲーム差を3に広げ、2年連続の公式戦優勝に向けて一歩前進した。



ロッテ 2−3 ハンファ  (大田)
(勝)ク・デソン 3勝4敗32S  (敗)ノ・ジャンジン 2勝3敗5S
本塁打) ロッテ : イ・デホ 25号  ハンファ : キム・ミンジェ 5号、イ・ドヒョン 17号
 3位ハンファは3回裏7位ロッテの先発チャン・ウォンジュンからコリアーのタイムリーで1点を先制した。ロッテは4回表ハンファの先発ソン・ジヌ(今季史上初の通算200勝達成)から、2試合連続となるイ・デホ本塁打王争いトップの25号2ランで逆転する。ソン・ジヌはその後好投し8回途中まで投げロッテに追加点を許さなかった。ハンファは8回裏それまで抑えられていたチャン・ウォンジュンから、ようやっとキム・ミンジェ本塁打で2−2の同点に追いついた。試合はこのまま延長戦に突入かと思われたが、ハンファは9回裏ロッテの2番手ノ・ジャンジンからイ・ドヒョンの本塁打でサヨナラ勝ちした。
 3位ハンファは連敗を3で止め、背後に迫ってきた4位キアとのゲーム差を2に広げた。ハンファの3番手として9回表2死から登板した守護神ク・デソン(元オリックス)は、初球で相手打者をセカンドゴロにしとめ3アウトとなったため、史上4人目となる幸運な1球投げただけでの勝利投手となった。7位ロッテは最下位LGとのゲーム差が1.5に縮まってしまった。イ・デホ本塁打、打点(84)、打率(.340)の打撃3部門トップを維持し、1984年のイ・マンス(サムソン)以来22年ぶりとなる史上2人目の打撃3冠王も夢ではなくなってきた。