SK 0−2 サムソン (大邱)
(勝)ハリッカラ 11勝6敗 (セーブ)オ・スンファン 3勝3敗42S (敗)シン・スンヒョン 7勝6敗
(本塁打) サムソン : チョ・ドンチャン 9号
13日以来試合がなかった首位サムソンは5回裏、6位SKの先発シン・スンヒョンからチョ・ドンチャンの本塁打で1点を先制する。サムソンの先発ハリッカラは7回途中まで無失点に抑え、最近試合がなく登板機会のなかった先発要員のペ・ヨンスが2番手として登板した。サムソンは7回裏SKの2番手チョン・デヒョンからチョ・ドンチャンの犠打で1点を追加し、8回からは3番手クォン・オジュンをマウンドに送る。8回途中からは守護神オ・スンファンがSKを無安打に抑え、サムソンが完封リレーで勝利した。
中継ぎの柱として活躍し今季60試合に登板したクォン・オジュンは、28ホールドを達成し昨季イ・ジェウ(トゥサン、現在兵役中)のホールド記録タイに、守護神オ・スンファンは42セーブ目をあげ、2000年チン・ピルジュン(当時トゥサン、現在はLG)が達成した年間セーブ数タイ記録に並んだ。ハリッカラはチーム最多の今季11勝目。首位サムソンはこの日試合のなかった2位現代とのゲーム差を3に広げ、2年連続の公式戦優勝に向けて一歩前進した。
ロッテ 2−3 ハンファ (大田)
(勝)ク・デソン 3勝4敗32S (敗)ノ・ジャンジン 2勝3敗5S
(本塁打) ロッテ : イ・デホ 25号 ハンファ : キム・ミンジェ 5号、イ・ドヒョン 17号
3位ハンファは3回裏7位ロッテの先発チャン・ウォンジュンからコリアーのタイムリーで1点を先制した。ロッテは4回表ハンファの先発ソン・ジヌ(今季史上初の通算200勝達成)から、2試合連続となるイ・デホの本塁打王争いトップの25号2ランで逆転する。ソン・ジヌはその後好投し8回途中まで投げロッテに追加点を許さなかった。ハンファは8回裏それまで抑えられていたチャン・ウォンジュンから、ようやっとキム・ミンジェの本塁打で2−2の同点に追いついた。試合はこのまま延長戦に突入かと思われたが、ハンファは9回裏ロッテの2番手ノ・ジャンジンからイ・ドヒョンの本塁打でサヨナラ勝ちした。
3位ハンファは連敗を3で止め、背後に迫ってきた4位キアとのゲーム差を2に広げた。ハンファの3番手として9回表2死から登板した守護神ク・デソン(元オリックス)は、初球で相手打者をセカンドゴロにしとめ3アウトとなったため、史上4人目となる幸運な1球投げただけでの勝利投手となった。7位ロッテは最下位LGとのゲーム差が1.5に縮まってしまった。イ・デホは本塁打、打点(84)、打率(.340)の打撃3部門トップを維持し、1984年のイ・マンス(サムソン)以来22年ぶりとなる史上2人目の打撃3冠王も夢ではなくなってきた。