サムソン ２−６ ＳＫ （仁川・文鶴）
（勝）キム・ウォンヒョン ２勝 （セーブ）チョン・デヒョン ２勝３Ｓ （敗）ハリッカラ １敗
（本塁打） ＳＫ ： パク・キョンワン ３号、ピッカリング ３号
サムソンは１回表ＳＫの先発キム・ウォンヒョンからヤン・ジュンヒョクのタイムリーで１点を先制する。首位ＳＫは２回裏サムソンの先発ハリッカラからパク・キョンワンの２ランで逆転すると、３回裏イ・ジニョンとパク・キョンワンのタイムリーで２点を追加する。サムソンは６回表ヤン・ジュンヒョクのこの試合２本目のタイムリーで１点を返す。キム・ウォンヒョンは７回２失点で降板すると、８回以降はチョン・ウラム、チョン・デヒョンがサムソンの反撃を断つ。ＳＫは８回裏サムソンの２番手カン・ヨンシクから新外国人ピッカリングの２ランでだめを押し、ＬＧ戦での連敗のショックを引きずることなく無難に勝利した。サムソンはベテランのキム・ウォンヒョンなどＳＫ投手陣に７安打に抑えられ、ベテランのヤン・ジュンヒョクだけが３安打２打点と孤軍奮闘した。
トゥサン ４−３ ハンファ （大田）
（勝）ランデル １勝２敗 （セーブ）チョン・ジェフン ３Ｓ （敗）チェ・ヨンピル １敗
（本塁打） トゥサン ： ヨン・ドカン ２号 ハンファ ： デービス ２号、キム・テギュン １号
トゥサンは１回表ハンファの先発ソン・ジヌ（史上最多の193勝）からアン・ギョンヒョンのタイムリーで１点を先制するが、ハンファはその裏トゥサンの先発ランデル（元読売）からデービスの本塁打で同点とする。さらにハンファは３回裏主砲のキム・テギュンの２ランで勝ち越す。トゥサンは６回表指名打者として出場した正捕手ホン・ソンフンのタイムリーで１点を返すと、ソン・ジヌはここで降板する。ハンファはここから継投策に出るがこれが裏目に出てしまい、トゥサンは７回表ハンファの２番手クォン・オジュンからヨン・ドカンの本塁打で３−３の同点とすると、８回表ハンファの３番手チェ・ヨンピルから代打チャン・ウォンジンのタイムリーで４−３と逆転する。
ランデルは７回３失点で降板すると、８回の同点のピンチでは守護神チョン・ジェフンを投入ししのぐ。ハンファは９回裏２死２塁のチャンスを作り、ここでキム・ミンジェの打球はセンター前ヒットとなったが、同点のホームを狙った２塁走者はチョン・サンヨルの好送球でタッチアウトとなり、トゥサンが何とか逃げ切って逆転勝ちした。今季２年目の外国人投手ランデルは今季初勝利。開幕前サムソンからトゥサンに移籍し外野のレギュラーとなったカン・ドンウは３安打を記録しチャンスを作り、勝利に貢献した。ハンファは５回以降わずか２安打に抑えられてしまったのが痛かった。
現代 ５−１ ロッテ （釜山・社稷）
（勝）ソン・スンナク １勝 （セーブ）パク・チュンス １勝３Ｓ （敗）ヨム・ジョンソク １敗
（本塁打）現代 ： サットン ２号
ロッテは１回裏現代の先発ソン・スンナクからパク・キヒョクのタイムリーで１点を先制する。４連勝中の現代は５回表ここまで無安打に抑えられていたロッテの先発ヨム・ジョンソクから、キム・ドンスのタイムリーや相手のエラーなどで３−１と逆転する。現代は７回表ここまでサットンのソロ本塁打などでヨム・ジョンソクをノックアウトすると、サットンは９回表ロッテの４番手チェ・デソンからタイムリーを打つ。ソン・スンナクは７回途中で降板すると、イ・ヒョンスンとパク・チュンスがロッテの反撃を断ち、現代が５連勝で勝率５割を突破し３位に浮上した。プロ２年目で飛躍期が期待されるソン・スンナクは今季初勝利。昨季本塁打と打点の二冠王だったが今季は不調が続いたサットンが３安打２打点で復調をアピールした。ロッテは不振の新外国人ホセが２安打と復調の気配を見せたが、打線がつながらず３連敗。
キア ４−３ ＬＧ （ソウル・蚕室）
（勝）チョン・ウォン １勝 （セーブ）チャン・ムンソク ２Ｓ （敗）キョン・ホンホ ２敗
試合はキアの先発カン・チョルミン、ＬＧの先発チェ・ウォンホの投手戦となった。ＬＧは６回裏カン・チョルミンから先制点のチャンスを作るが、代わった２番手ユン・ソンミンに抑えられてしまう。だがＬＧは７回裏満塁のチャンスでキアの３番手チョン・ビョンドゥからイ・ビョンギュが押し出しの四球を選び１点を先制すると、８回裏キアの４番手チョン・ウォンからチョ・インソンのタイムリーで１点を追加する。
ＬＧ投手陣の前に無得点に抑えられ、８回の同点のチャンスも逃していたキア打線は９回表に反撃を開始した。まずＬＧの４番手キョン・ホンホから代打ソン・サンのタイムリーで２−２の同点に追いつくと、代わった７番手キム・ミンギから正捕手キム・サンフンのタイムリーで２点を勝ち越し逆転した。ＬＧは９回裏キアの５番手で古巣相手に登板したチャン・ムンソクから、マ・ヘヨンが古巣相手にタイムリーを放ち１点を返すが、反撃もここまででキアが逆転勝ちで３連勝し２位に浮上した。なおＷＢＣ（ワールドベースボールクラシック）に出場したが肩の負傷で開幕１軍から外れたキアのキム・ジョングクが、この試合９回表勝ち越しのチャンスで代打出場し三振に倒れたが復活をアピールした。
