サムソン 4−3 ハンファ (大田)
(勝)バルガス 10勝7敗 (セーブ)オ・スンファン 9勝1敗13S (敗)キム・ヘニム 6勝7敗1S
(本塁打) ハンファ : デービス 23号
首位サムソンは1回表、4位ハンファの先発キム・ヘニムからパク・ハニの内野ゴロの間に1点を先制するが、その裏ハンファはサムソンの先発バルガス(元中日)からデービスの本塁打で1−1の同点に追いつくと、2回裏にはバルガスのボークで3塁走者が生還し1点を勝ち越す。サムソンは5回表、キム・ハンス、キム・デイク、イ・ジョンシクの3者連続タイムリーで4−2と逆転する。
ハンファは7回裏、サムソンの4番手パク・ソクチンからイ・ボムホのタイムリーで1点差に迫る。だが8回、9回のハンファの反撃をルーキーながらも守護神をつとめるオ・スンファンが断ち、チームを勝利に導いた。5回を2失点に抑えたバルガス(元中日)は韓国1年目にして2ケタ勝利を達成。4位ハンファは3位以上進出がやや厳しくなった。デービスはこの試合で韓国6年目にして通算511打点を記録し、タイロン・ウッズ(元トゥサン、中日)を抜いて外国人通算最多打点記録を更新した。
ロッテ 0−5 SK (仁川・文鶴)
(勝)ユン・ギルヒョン 5勝2敗1S (敗)チャン・ウォンジュン 4勝5敗
2位SKは5回裏、それまで抑えられていたロッテの先発チャン・ウォンジュンからチャンスを作ると、代わった2番手イ・ジョンフンからチョン・ギョンベのタイムリーで1点を先制する。さらにこの回4番手イ・ワンギからチョ・ジュングンのタイムリーで2点を追加する。
SKは6回裏にもイ・ホジュンの内野ゴロの間に3塁走者が生還し1点、8回裏にもロッテの6番手キム・スファからキム・ジェヒョンの犠牲フライで1点を追加する。SKの先発イ・ヨンウクは4回でマウンドを降りたが、ユン・ギルヒョン、ウィ・ジェヨン、そして今季は故障で苦しんだ左腕エースのイ・スンホの完封リレーでロッテを抑え、首位サムソンとのゲーム差3.5をキープした。
キア 5−6 トゥサン (ソウル・蚕室)
(勝)パク・チョンベ 1勝1敗 (セーブ)チョン・ジェフン 1勝6敗29S (敗)ユン・ソンミン 3勝4敗7S
(本塁打) キア : ソン・ジファン 11号
キアは1回表、3位トゥサンの先発ランデル(元読売)からソン・ジファンの2ランなどで3点を先制する。トゥサンは2回裏、キアの先発チェ・ヒャンナムからキム・チャンフィのタイムリーで1点を返す。キアは5回表にシム・ジェハクのタイムリーで1点、8回表にはトゥサンの4番手イ・ウォニからルーキーのソン・サンのタイムリーで1点を追加しリードを広げる。
トゥサンは8回裏、キアの4番手ユン・ソンミンからカン・イングォンのタイムリーや相手のエラーなどで2点を返すと、代わった5番手チョン・ビョンドゥからキム・チャンフィのタイムリーで5−5の同点に追いつく。そしてチョン・ビョンドゥの暴投でランナーが生還しついに逆転に成功する。
トゥサンはキアの最後の攻撃をイ・ジェウ、守護神チョン・ジェフンが抑え勝利し、首位サムソンとのゲーム差6.0をキープした。8回2死から打者1人だけを抑えたトゥサンの5番手でルーキーのパク・チョンベがプロ初勝利。一方最下位キアは4連敗で、ヘテ時代を通しても初となるシーズン最下位が濃厚になってきた。