ロッテ ５−６ サムソン （大邱）
（勝）クォン・オジュン １勝 （セーブ）オ・スンファン １Ｓ （敗）イ・ジョンミン １敗
（本塁打） ロッテ ： チョン・スグン １号、マイロー １号、イ・デホ １号 サムソン ： パク・ハニ １号
サムソンは１回裏、ロッテの先発チャン・ウォンジュンからチン・ガビョンとパク・チンマンのタイムリーなどで４点を先制する。ロッテは３回表サムソンの先発ハリッカラからチョン・スグンの本塁打と新外国人マイローの公式戦初本塁打で２点を返す。サムソンは４回裏チョ・ドンチャンの内野ゴロの間に３塁走者が生還し１点を追加し、チャン・ウォンジュンをノックアウトした。ロッテは６回表サムソンの２番手で公式戦初登板となったルーキーのチャ・ウチャンからチャンスを作ると、代わった３番手クォン・オジュンからイ・デホの３ランで５−５の同点に追いつく。
サムソンは６回裏、ロッテの２番手イ・ジョンミンからパク・ハニの本塁打で１点を勝ち越す。クォン・オジュンも７回以降立ち直り８回途中までロッテ打線を抑えると、最後は守護神オ・スンファンが１点のリードを守りきり、昨季の覇者サムソンが今季初勝利をあげた。互いに少ないチャンスを本塁打で得点を重ねた試合だったが、ロッテは４番の新外国人ホセが４打数無安打だったのが痛かった。なおサムソンのヤン・ジュンヒョクは１回裏チャン・ウォンジュンから通算949個目の四球を選び、キム・ギテ（元ＳＫ、昨季限りで引退）を抜き個人通算四球数の新記録を達成した。なおヤン・ジュンヒョクは史上初の通算2000本安打まであと178本に迫っており、今季中の達成も不可能ではない。
ＬＧ ６−４ トゥサン （ソウル・蚕室）
（勝）イ・スンホ １勝 （セーブ）キョン・ホンホ １Ｓ （敗）ランデル １敗
（本塁打） トゥサン ： ヨン・ドカン １号、ナ・ジュファン １号
４回まではＬＧの先発イ・スンホ、トゥサンの先発ランデル（元読売）による投手戦となり、互いに無得点だった。ＬＧは５回表ランデルからチョ・インソンのタイムリーで１点を先制するが、トゥサンはその裏正捕手ホン・ソンフンの代役ヨン・ドカンの本塁打で１−１の同点に追いつく。すかさずＬＧは６回表マ・ヘヨンのタイムリーで勝ち越すと、この回ソ・ヨンビンのタイムリーなどで４点を奪うと、７回表トゥサンの３番手ソ・ドンファンからマ・ヘヨンの犠牲フライで１点を追加した。
イ・スンホは６回途中で降板すると、その後はウ・ギュミン、ミン・ギョンスがトゥサンの反撃を断つ。トゥサンは９回裏ＬＧの５番手シム・スチャンからナ・ジュファンの３ランで６−４と２点差に追い上げ、さらに同点のチャンスを作るが、最後はキョン・ホンホが最後の打者を併殺に打ち取り、ＬＧが逃げ切り今季初勝利をあげた。昨季は左肩の手術の影響で５勝１０敗と物足りない成績だったイ・スンホは、昨年７月以来の先発勝利投手となった。打線ではキアから移籍した新主砲マ・ヘヨンの２打点が光った。トゥサンはランデルが６回に突然崩れ、４番ムン・ヒィソン、５番チャン・ウォンジンが無安打だったのが誤算だった。
現代 ６−９ ＳＫ （仁川・文鶴）
（勝）チョン・デヒョン １勝 （敗）ファン・ドゥソン １敗
（本塁打） 現代 ： サットン １号、イ・スンヨン １号 ＳＫ ： ピッカリング １号、パク・キョンワン １号、塩谷 ２号
現代は３回表ＳＫの先発キム・ウォンヒョンの暴投で１点を先制すると、４回表昨季の二冠王サットンの今季第１号の３ランが出るとベテランのイ・スンヨンもソロ本塁打で続き４点を奪い、昨季14勝をあげたベテランのキム・ウォンヒョンをノックアウトした。５回まで現代の先発ソン・シニョンに抑えられていたＳＫは、６回表新外国人塩谷（元オリックス）のタイムリーで１点を返すが、現代も７回表ＳＫの２番手チョ・ヒョンシクからルーキーのカン・ジョンホのタイムリーで１点を追加し、６−１とリードを広げた。
ＳＫは８回裏、現代の４番手ノ・ファンスから新外国人ピッカリングの公式戦初本塁打となる３ランで６−４と追い上げると、代わった５番手ファン・ドゥソンからパク・キョンワンの２ランで６−６の同点に追いつく。パク・キョンワンは、イ・マンス（元サムソン）を抜いて捕手としては史上最高の通算253本塁打を新記録を達成した。勢いに乗るＳＫは９回裏、塩谷がファン・ドゥソンから２試合連続となる３ランを放ち、９−６で逆転サヨナラ勝ちした。９回表６番手として登板し、打者１人を打ち取り勝ち越し点を与えるピンチをしのいだチョン・デヒョンが勝ち投手となった。球団史上初の韓国シリーズ制覇を目指すＳＫは、新外国人２人の活躍で開幕カード連勝と上々のスタートを切った。一方開幕連敗スタートとなった現代は５点差を追いつかれ守りきれず、投手陣が手薄であることを露呈してしまった。
キア ３−５ ハンファ （大田）
（勝）キム・ヘニム １勝 （セーブ）ク・デソン ２Ｓ （敗）ハン・ギジュ １敗
（本塁打） キア ： チャン・ソンホ １，２号 ハンファ ： イ・ボムホ １号
キアは１回表、ハンファの先発キム・ヘニムからホン・セワンのタイムリーで１点を先制する。ハンファは３回までキアの先発で大型高卒ルーキーのハン・ギジュに抑えられていたが、４回裏イ・ボムホの２ランで逆転すると５回裏にはコ・ドンジンとデービスのタイムリーで２点を追加し、５回途中でハン・ギジュをノックアウトする。ハンファはこの回代わったキアの２番手イ・サンファからイ・ボムホのタイムリーでさらに１点を追加した。
キアは６回表キム・ヘニムからチャン・ソンホの本塁打で１点を返すと、８回表チャン・ソンホがハンファの４番手チャ・ミョンジュから２打席連続本塁打を放ち、５−３と２点差に迫る。このあと８回、９回表に同点のチャンスを作るが、ハンファの５番手チェ・ヨンピル、６番手ク・デソン（元オリックス）が何とかしのぎ、ハンファが逃げ切り開幕カードに連勝し、上々のスタートを切った。６年ぶりに古巣ハンファに復帰したク・デソンは２試合連続セーブ。スーパールーキーのハン・ギジュは２敗した示範競技同様プロの厳しさを思い知らされ、キアも開幕カードに連敗した。
（文責：ふるりん）
