キア 4−0 サムソン (大邱)
(勝)キム・ヒィゴル 1勝 (セーブ)チャン・ムンソク 1S (敗)オ・サンミン 1敗
(本塁打) キア : ソン・ジファン 1号
昨季球団史上初の最下位に終わったキアの先発は、即戦力と期待されている高卒スーパールーキーのハン・ギジュだった。ハン・ギジュは光州東山(クァンジュトンサン)高校時代、2005年9月のアジアAAA選手権決勝に先発し辻内(読売)と投げあい、4−2とリードした9回裏同点2ランを打たれ惜しくも降板し、チームも2番手投手がサヨナラ本塁打を打たれ惜しくも敗戦した。そして高卒新人としては史上最高額の契約金10億ウォン(約1億2000万円)でキアに入団した。
そのハン・ギジュはプロ初先発とは思えない堂々たるピッチングで、3回を無失点被安打0、与四球1と最高の内容だった。サムソンの先発チョン・ビョンホもそれに刺激されたか、5回無失点に抑えた。キアの2番手キム・ヒィゴルも2回を無失点に抑える。そしてキアは6回表、サムソンの2番手オ・サンミンからキム・ミンチョルの犠牲フライで1点を先制すると、8回表サムソンの3番手アン・ジマンからソン・ジファンの3ランでリードを広げる。このリードをチョ・テス、チョン・ウォン、チャン・ムンソク(LGから移籍)の継投で守り、キアがハン・ギジュを含む完封リレーで昨季の覇者サムソンに勝利し、示範競技初白星をあげた。なお、WBC(ワールドベースボールクラシック)韓国代表に参加していたサムソンのキム・ジェゴルが、9番ショートでスタメン出場した。
SK 10−7 トゥサン (ソウル・蚕室)
(勝)チョ・ヒョンシク 1勝 (セーブ)チョン・ウラム 1S (敗)キム・ソンベ 1敗
(本塁打) SK : ピッカリング 1号
トゥサンは2回裏、SKの先発チェ・ビョンヒョンからナ・ジュファンのタイムリーで1点を先制すると、3回裏キム・チャンヒィとヨン・ドカンのタイムリーなどで4点を追加する。SKは4回表、トゥサンの先発で19歳の期待の若手キム・ミョンジェからキム・ガンミンとキム・テギュンのタイムリーで2点を返すと、5回表には新外国人塩谷(元オリックス)とピッカリングの初本塁打となる2ランで6−5と逆転する。トゥサンは5回裏、SKのサード塩谷のエラーで6−6の同点に追いつく。
SKは6回表、トゥサンの2番手キム・ソンベからイ・デスとチョ・ドンファのタイムリーで2点を勝ち越すと、その裏トゥサンはSKの3番手チョ・ヒョンシクからムン・ヒィソンの犠牲フライで1点を返す。SKは7回表、トゥサンの3番手で19歳の若手クム・ミンチョルからイ・デスのタイムリーで2点を追加する。このリードをチョ・ヒョンシクとチョン・ウラムが守り、SKが示範競技3連勝となった。
LG 4−2 ハンファ (大田)
(勝)キョン・ホンホ 1勝 (敗)ユ・ウォンサム 1敗
(本塁打) LG : チョン・ウィユン 1号
ハンファの先発は昨季9勝をあげ復活を遂げたチョン・ミンチョル(元読売)で、3回を無失点に抑えた。LGは5回表、ハンファの2番手キム・ヘニムからチョン・ウィユンの本塁打で1点を先制する。LGの先発シム・スチャンは5回を無失点に抑えた。ハンファは7回裏、相手のエラーやLGの4番手シン・ジェウンからルーキーのキム・テワンのタイムリーで2−1と逆転する。LGは8回表、ハンファの5番手でルーキーのユ・ウォンサン(前ハンファ監督ユ・スンアン氏の息子)からマ・ヘヨンとチョン・ウィユンのタイムリーで4−2と逆転する。このリードを8回から登板したキョン・ホンホが守り、LGが示範競技2勝目をあげた。
現代 7−2 ロッテ (馬山)
(勝)イム・ソンドン 1勝 (敗)イ・ヨンフン 1敗
(本塁打) 現代 : イ・テックン 1号
現代は2回表、ロッテの先発イ・ヨンフンからチョン・グンピョのタイムリーで1点を先制するが、3回表サットンへの押し出しの四球とイ・テックンの満塁本塁打で5点を追加する。ロッテは2回裏、現代の先発ソン・スンナクから新外国人ホセのタイムリーなどで2点を返す。現代は5回表ロッテの2番手イ・ミョンウからイ・スンヨンのタイムリーで1点を追加すると、かつての最多勝投手だがここ3年勝ち星がない2番手イム・ソンドン、ルーキーのキム・ギシク、守護神チョ・ヨンジュンなどの好投で勝利した。ロッテは大型高卒ルーキーの5番手ナ・スンヒョン、20歳の若手で6番手チェ・デソンの好投と、新外国人マイローの2安打以外見るべきものがなかった。
(文責:ふるりん)