サムソン ３−２ ＬＧ （ソウル・蚕室）
（勝）オ・スンファン ３勝２敗３９Ｓ （敗）カーライル １勝４敗２Ｓ
（本塁打） ＬＧ ： チョン・ウィユン ６号
最下位ＬＧは４回裏首位サムソンの先発の新人チョン・ホンジュンからチョン・ウィユンの２ランで先制する。サムソンは６回表ＬＧの先発ベロカーからキム・ハンスとチン・ガビョンのタイムリーで２−２の同点とする。サムソンは５回以降チェ・ヒョンジク、クォン・オジュンの継投でＬＧに得点を許していなかったが、８回裏４番手オ・サンミンが勝ち越しのピンチを招くと守護神オ・スンファンをここで投入し、ここを無得点に抑える。するとサムソンは９回表ＬＧの４番手カーライル（元阪神）のエラーで１点を勝ち越すと、９回裏はオ・スンファンが３人でＬＧの反撃を断ち逆転勝ちした。最下位ＬＧは２試合連続の逆転負けを喫し、対サムソン戦の連敗も７となってしまい地力の差を見せ付けられた。
ロッテ ５−１６ 現代 （水原）
（勝）チョン・ジュンホ １２勝２敗１Ｓ （敗）ヨム・ジョンソク ４勝９敗
（本塁打） ロッテ ： イ・デホ ２１号、ホセ ２２号 現代 ： サットン １６号、キム・ドンス ３号
ロッテは１回表現代の先発チョン・ジュンホからイ・デホのタイムリーで１点を先制するが、２位現代はその裏ロッテの先発ヨム・ジョンソクからチョン・ソンフンのタイムリーで２−１と逆転すると、この回キム・ドンスのタイムリーなどで２点を奪い、ヨム・ジョンソクは１回持たずに降板する。現代は２回裏ロッテの２番手チェ・デソンなどからサットンやチョン・ソンフンの２打席連続タイムリーなどで４点、３回裏ロッテの３番手イ・ワンギなどからイ・テックンのタイムリーとサットンの３ランで４点を追加し、１２−１と一方的にリードを広げた。
現代は４回裏ロッテの４番手キム・スファからキム・ドンスの本塁打で１点、５回裏イ・スンヨンとチェ・ジョングクのタイムリーで２点を追加した。ロッテは６回表イ・デホが21号本塁打で１点を返すと、７回表現代の２番手の新人イ・ヒョンスンからホセの本塁打王争い単独トップとなる22号３ランで点差を縮める。だが現代は８回裏チョ・ピョンホのプロ初打点となる犠牲フライでとどめの１点を奪い、20安打16得点の大爆発で大勝した。チョン・ジュンホはチーム最多の12勝目。ロッテは首位打者イ・デホ、本塁打王ホセの２人の本塁打も空しく大敗した。
トゥサン ３−１０ ハンファ （清州）
（勝）アン・ヨンミョン ２勝３敗 （敗）キム・ミョンジェ １０敗
（本塁打） トゥサン ： イ・ジョンウク １号 ハンファ ： シム・グァンホ ５号、デービス １７,１８号、イ・ボムホ １７号
トゥサンは４回表ハンファの先発アン・ヨンミョンからチェ・ジュンソクのタイムリーで１点を先制すると、５回表イ・ジョンウクのプロ初本塁打で１点を追加した。トゥサンの先発キム・ミョンジェに抑えられていたハンファは５回裏まずシム・グァンホの本塁打で１点を返すと、コ・ドンジンの犠牲フライで同点としデービスの本塁打で３−２と逆転する。さらにこの回代わったトゥサンの２番手キム・ドギュンがイ・ボムホに３ランを許し、ハンファが６−２とトゥサンを突き放す。
ハンファは７回裏トゥサンの４番手キム・スンフェからデービスの２打席連続となる３ランでリードを広げると、８回裏トゥサンの５番手パク・チョンベからコ・ドンジンのタイムリーでダメを押した。アン・ヨンミョンは７回途中まで２失点に抑えると、その後はチャ・ミョンジュ、ソ・ミヌクの継投でトゥサンに反撃を許さない。トゥサンは９回表ハンファの４番手キム・ヘニムからキム・ジュホのタイムリーで１点を返すが、反撃もここまでだった。デービスが３安打中２本塁打で４打点と活躍した。６位トゥサンは４位キアとのゲーム差が1.5に広がり、ポストシーズン進出権が得られる４位争いから一歩後退した。まだプロ２年目の19歳の若手キム・ミョンジェは今季10敗目で、1999年にカ・ネヨン（サンバンウル、現在は引退）がつくった勝ち星なしのシーズン最多敗戦記録に並んだ。
キア ４−３ ＳＫ （仁川・文鶴）
（勝）ハン・ギジュ ８勝１０敗１Ｓ （セーブ）ユン・ソンミン ４勝３敗１４Ｓ （敗）カブレラ １勝３敗１３Ｓ
（本塁打） キア ： スコット ６号
４位攻防戦となったこの試合は、４位キアが２回表５位ＳＫの先発キム・ウォンヒョンからスコットの２ランで先制する。ＳＫは４回裏キアの先発イ・ドンヒョンからチョン・ギョンベのタイムリーで１点を返すと、５回裏相手のエラーで２−２の同点に追いつく。そしてＳＫは７回裏キアの３番手の高卒新人ハン・ギジュからキム・ジェヒョンのタイムリーで３−２と逆転する。
キアは８回表ＳＫの抑えカブレラからキム・サンフンのタイムリーで３−３の同点とすると、今年ＳＫを解雇され途中入団したチョ・ギョンファンの古巣を見返すタイムリーで１点を勝ち越し逆転する。キアは８回裏途中でハン・ギジュから新守護神ユン・ソンミンに交代させ、１点のリードを守りきり逆転勝ちし、0.5ゲーム差に迫られていた５位ＳＫとのゲーム差を1.5に広げ、ポストシーズン進出権を得られる４位争いで１歩リードした。ハン・ギジュは中継ぎに転向して４連勝。キアのユン・ソンミン、ＳＫのカブレラと両チームの抑え投手の出来が勝敗を分けた。
