DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

 WBC韓国代表、2次リーグ緒戦のメキシコ戦に勝利

メキシコ 1−2 韓国(米国・エンゼルスタジアム
(勝)ソ・ジェウン 2勝  (セーブ)パク・チャンホ 3S  (敗)ロペス 1敗
本塁打)メキシコ : A・ガルシア 1号  韓国 : イ・スンヨプ 4号
 2次リーグに進出した第1回WBC(ワールドベースボールクラシック)韓国代表は13日(以下韓国時間)、緒戦のメキシコ戦で熱戦を繰り広げた。韓国の先発は1次リーグの台湾戦で先発勝利をあげたソ・ジェウン(米大リーグ・ドジャース)、メキシコの先発はロペスで始まった。
 韓国は1回裏、ロペスからイ・ジョンボム(キア、元中日)がヒットで出塁すると、続くイ・スンヨプ(読売)がライトへ3試合連続となる2ランを放ち、2点を先制する。ソ・ジェウンもメキシコの打者を抑えていたが、3回表先頭打者のA・ガルシアにこの試合初安打となる本塁打を浴び、1点を返される。韓国もロペス、メキシコの2番手デセンス(元読売)に抑えられ、追加点のチャンスをなかなか作れない。
 ソ・ジェウンは6回途中までメキシコをホームラン1本だけの1安打に抑える好投を見せ、2番手ク・デソン(ハンファ)に交代する。ク・デソンはメキシコ打線に同点打を許さず、7回2死からヒットを打たれたところでアンダースローの3番手チョン・デヒョン(SK)に交代する。チョン・デヒョンは本塁打を打ったA・ガルシアを三振に取り好リリーフを見せる。
 韓国は7回裏、メキシコの3番手デ・ラ・ローサからイ・ジニョンがヒットを打ち追加点のチャンスを作るが、交代したメキシコの4番手コルテスがチョン・ソンフン(現代)のバントをうまく処理し、併殺打とし韓国のチャンスをつぶした。韓国は8回表途中から4番手ポン・ジュングン(米大リーグ・レッズ)が登板しメキシコを抑えるが、追加点を奪えないまま9回表最後のマウンドをパク・チャンホ(米大リーグ・パドレス)に託す。
 パク・チャンホは1死後、カスティーヤにヒットを許してしまい、続く打者は内野ゴロに打ち取るが2塁に進塁される。続くG・ヒルの打席でパク・チャンホは暴投してしまい、ランナーは3塁へと進塁する。だがパク・チャンホヒルを三振に取り、韓国が薄氷の1点のリードを守りきり、2次リーグ初勝利をあげた。パク・チャンホは3試合連続セーブ。両軍5安打ずつの緊迫した投手戦だった。韓国代表は14日12時から日本代表に勝利した米国代表と準決勝進出をかけて戦う。