メキシコ 1−2 韓国(米国・エンゼルスタジアム)
(勝)ソ・ジェウン 2勝 (セーブ)パク・チャンホ 3S (敗)ロペス 1敗
(本塁打)メキシコ : A・ガルシア 1号 韓国 : イ・スンヨプ 4号
2次リーグに進出した第1回WBC(ワールドベースボールクラシック)韓国代表は13日(以下韓国時間)、緒戦のメキシコ戦で熱戦を繰り広げた。韓国の先発は1次リーグの台湾戦で先発勝利をあげたソ・ジェウン(米大リーグ・ドジャース)、メキシコの先発はロペスで始まった。
韓国は1回裏、ロペスからイ・ジョンボム(キア、元中日)がヒットで出塁すると、続くイ・スンヨプ(読売)がライトへ3試合連続となる2ランを放ち、2点を先制する。ソ・ジェウンもメキシコの打者を抑えていたが、3回表先頭打者のA・ガルシアにこの試合初安打となる本塁打を浴び、1点を返される。韓国もロペス、メキシコの2番手デセンス(元読売)に抑えられ、追加点のチャンスをなかなか作れない。
ソ・ジェウンは6回途中までメキシコをホームラン1本だけの1安打に抑える好投を見せ、2番手ク・デソン(ハンファ)に交代する。ク・デソンはメキシコ打線に同点打を許さず、7回2死からヒットを打たれたところでアンダースローの3番手チョン・デヒョン(SK)に交代する。チョン・デヒョンは本塁打を打ったA・ガルシアを三振に取り好リリーフを見せる。
韓国は7回裏、メキシコの3番手デ・ラ・ローサからイ・ジニョンがヒットを打ち追加点のチャンスを作るが、交代したメキシコの4番手コルテスがチョン・ソンフン(現代)のバントをうまく処理し、併殺打とし韓国のチャンスをつぶした。韓国は8回表途中から4番手ポン・ジュングン(米大リーグ・レッズ)が登板しメキシコを抑えるが、追加点を奪えないまま9回表最後のマウンドをパク・チャンホ(米大リーグ・パドレス)に託す。
パク・チャンホは1死後、カスティーヤにヒットを許してしまい、続く打者は内野ゴロに打ち取るが2塁に進塁される。続くG・ヒルの打席でパク・チャンホは暴投してしまい、ランナーは3塁へと進塁する。だがパク・チャンホはヒルを三振に取り、韓国が薄氷の1点のリードを守りきり、2次リーグ初勝利をあげた。パク・チャンホは3試合連続セーブ。両軍5安打ずつの緊迫した投手戦だった。韓国代表は14日12時から日本代表に勝利した米国代表と準決勝進出をかけて戦う。