DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  FA宣言したイ・ジョンボム(元中日)、最大2年18億ウォンで再契約

 キアは7日、本拠地光州(クァンジュ)が生んだ最大のスター選手、イ・ジョンボム(元中日)と契約期間2年、再契約金7億ウォン(約7860万円)、年俸5億ウォン(約5610万円、2006年はオプションの出来高払い1億ウォンあり)の総額最大18億ウォン(約2億200万円)で契約した。イ・ジョンボム(35)は今季海外進出し韓国プロ野球へ復帰した選手としては初めてFA権を行使し、宣言後の球団との交渉では契約期間3年、総額23億ウォン(約2億5810万円)を要求したが、結局2年契約で妥協した。
 イ・ジョンボムは1993年建国大を卒業後出身地光州のヘテ(キアの前身)に入団し、1994年には打率.393で首位打者を獲得し、同年と1996,97に3度盗塁王に輝き、ショートとしてヘテの優勝に3度貢献し、1994年にはMVPに選ばれた。(1994年のシーズン84盗塁は韓国記録)1998年から2001年まで日本プロ野球・中日に在籍したが、内野から外野にコンバートされるなど、十分に活躍したとはいえなかった。日本での通算成績は311試合に出場、打率.261、27本塁打、99打点、53盗塁。
 1軍出場が少なかった2001年のシーズン中に起用法に不満を持ち中日を退団した。この年の7月、ヘテが身売りし誕生したキアに入団し、光州で第三の野球人生をスタートさせ外野手として活躍し続け、2003年には4度目の盗塁王にも輝いた。今季は最下位に低迷するチームで気を吐き、118試合に出場、打率.312、6本塁打、36打点、28盗塁を記録した。韓国での通算成績は1102試合に出場、打率.316、1346安打、178本塁打、560打点、472盗塁。