DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

FA宣言したチャン・ソンホと4年最大42億ウォンで契約

 キアは7日、FA宣言していたチャン・ソンホ(28)と契約期間4年、再契約金18億ウォン(約2億200万円)、年俸は2006−07年は4億5000万ウォン(約5050万円)、2008−09年は5億5000万ウォン(約6170万円)、4億ウォンの出来高払い(マイナスの場合もあり)と総額最大42億ウォン(約4億7110万円)、最少で34億ウォン(約3億8140万円)で契約した。最大総額42億ウォンは、去年FA宣言し現代からサムソンへ移籍したパク・チンマンの最大39億ウォン(当時のレートで約3億8000万円)を抜き、内野手史上最高額となった。契約金18億ウォンは昨年現代からサムソンへ移籍したシム・ジョンスの20億ウォンに次ぐ史上2位タイ。FA宣言後の交渉は難航しキアからの移籍も噂されたが、チャン・ソンホは最高級の待遇を勝ち取った。
 チャン・ソンホは1996年高校卒業後ヘテ(キアの前身)へ入団し、翌97年にはレギュラーに定着、98年から今季まで8年連続打率3割を記録した、韓国プロ野球を代表する左の一塁手。2002年には打率.342を記録し首位打者となった。今季も123試合に出場、打率.300、16本塁打、74打点と最下位に低迷したチームの主軸として存在感を見せた。通算成績は1192試合に出場、打率.310、1328安打、157本塁打、656打点、59盗塁。来季のキアの最下位脱出、優勝争いはチャン・ソンホのバットにかかっているといっても過言ではない。


(文責:ふるりん