DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  イ・ジョンボム(元中日)、3億ウォン減の年俸2億ウォンで背水の陣

 キアは27日、イ・ジョンボム(37、元中日)などと来季の契約更改を行った。今季プロ入り後最低の成績に終わったイ・ジョンボムは、前年比60%ダウンとなる3億ウォン(約3630万円)減の2億ウォン(約2430万円)となった。今季の成績は84試合に出場、打率.174、1本塁打、18打点、3盗塁に終わり、年齢による衰えも見られ、かつて豪快な打撃でヒットを量産し、快足を飛ばし盗塁を重ねていた「パラメアドゥル(風の子)」と呼ばれたころの面影はなかった。
 異例の大幅年俸ダウンだが、イ・ジョンボムは先日球団側に来季の年俸に関して白紙委任しており、すでに同意は得られている。現役引退説も出た今季の雪辱を晴らすため、来季は現役続行を賭け背水の陣で臨むと思われる。

[来季に背水の陣で臨むイ・ジョンボム(元中日)。]
 なお、先日トレードでトゥサンから移籍したカン・ドンウ外野手(33)は4050万ウォン(約490万円)減の年俸9450万ウォン(約1150万円)となった。また、2006年打率3割、38盗塁を記録し今季の更なる飛躍が期待された若手のイ・ヨンギュ外野手(22)は、2000万ウォン(約240万円)減の年俸9000万ウォン(約1090万円)となった。今季の成績は118試合に出場、打率.280、0本塁打、27打点、17盗塁と多くの部門で前年の成績を下回り、チームが最下位に低迷した責任の一部をとらされることにもなった。   
(文責:ふるりん)