キアは27日、イ・ジョンボム(37、元中日)などと来季の契約更改を行った。今季プロ入り後最低の成績に終わったイ・ジョンボムは、前年比60%ダウンとなる3億ウォン(約3630万円)減の2億ウォン(約2430万円)となった。今季の成績は84試合に出場、打率.174、1本塁打、18打点、3盗塁に終わり、年齢による衰えも見られ、かつて豪快な打撃でヒットを量産し、快足を飛ばし盗塁を重ねていた「パラメアドゥル(風の子)」と呼ばれたころの面影はなかった。
異例の大幅年俸ダウンだが、イ・ジョンボムは先日球団側に来季の年俸に関して白紙委任しており、すでに同意は得られている。現役引退説も出た今季の雪辱を晴らすため、来季は現役続行を賭け背水の陣で臨むと思われる。
[来季に背水の陣で臨むイ・ジョンボム(元中日)。]
なお、先日トレードでトゥサンから移籍したカン・ドンウ外野手(33)は4050万ウォン(約490万円)減の年俸9450万ウォン(約1150万円)となった。また、2006年打率3割、38盗塁を記録し今季の更なる飛躍が期待された若手のイ・ヨンギュ外野手(22)は、2000万ウォン(約240万円)減の年俸9000万ウォン(約1090万円)となった。今季の成績は118試合に出場、打率.280、0本塁打、27打点、17盗塁と多くの部門で前年の成績を下回り、チームが最下位に低迷した責任の一部をとらされることにもなった。
(文責:ふるりん)