キアは11日、先日FA(フリーエージェント)行使を申請した正捕手キム・サンフン(32)と合意し、契約金8億ウォン、年俸2億5000万ウォンで、2010年から12年までの3年間で一定の条件を満たすと2013年は契約が自動延長され、4年間で出来高のオプションも含めると、最大26億ウォンの大型契約となった。年俸は前年比1億ウォン増と、大幅アップとなった。2009年シーズンオフ、KBO(韓国野球委員会)にFAを申請した8名の選手のうち、キム・サンフンが契約第1号となった。
キム・サンフンは大学卒業後2000年ヘテへ入団し、2001年ヘテがキアへ球団を売却した後正捕手の座をつかみ、長年活躍を続けてきた。しかし2008年は故障もあり35試合のみの出場に終わり、復活を期した2009年シーズンは124試合に出場、打率.230、12本塁打、65打点、2盗塁の成績を残し、投手陣をリードし12年ぶりの韓国シリーズ優勝に貢献しただけでなく、打撃面でも本塁打、打点部門で自己最高の成績を残した。プロ10年間の通算成績は、1076試合に出場、打率.249、795安打、58本塁打、376打点、15盗塁。今後も正捕手、主将として、チームのまとめ役を任され続けると思われる。
(注 : 11月11日現在の為替レートは、1億ウォンは約778万円。)
(文責 : ふるりん)