サムソンの看板打者、ヤン・ジュンヒョクは先月FA権を行使したが、球団側との交渉により、サムソンに残留し年俸や契約内容などを球団に白紙委任することとなった。ヤン・ジュンヒョクは嶺南大を卒業し1993年のプロ入団の年に首位打者、新人王に輝いた。サムソンの主軸打者として活躍し1999年にヘテ(キアの前身)へトレードされた。2000年にLGへ移籍し、2002年にはFAで古巣サムソンに復帰した。2003年までイ・スンヨプ(現千葉ロッテ)、マ・ヘヨン(先日キアからLGへ移籍)とクリーンアップを組み最強打線を構成した。これまで史上最多タイの4度の首位打者に輝いている。
だが今季で36歳と年齢による衰えか、今季は124試合に出場、打率.261、13本塁打、50打点とプロ入り後最低の成績に終わった。なお通算成績は1626試合に出場、打率.319、1821安打(個人通算史上最多)、296本塁打、1119打点。故郷大邱(テグ)を本拠地とするサムソンで選手生活の有終の美を飾りたいということで、金銭面よりも野球に専念できる環境を選択したといえよう。ヤン・ジュンヒョクは7日までに球団と来季以降の契約を結び、8日に他の選手たちとアジアシリーズ出場のため日本へ出国する予定。