韓国シリーズ 第３戦
サムソン ６−０ トゥサン （ソウル・蚕室）
（勝）バルガス １勝 （敗）パク・ミョンファン １敗
（本塁打） サムソン ： ヤン・ジュンヒョク １号、チン・ガビョン １号
サムソンが連勝して迎えた韓国シリーズ第３戦は、舞台をサムソンの本拠地・大邱からトゥサンの本拠地・蚕室（チャムシル）野球場に移し、30500人の大観衆を集め、トゥサンの先発が故障から復帰したエースのパク・ミョンファン（20試合、11勝3敗、防御率2.96）、サムソンの先発がバルガス（元中日、26試合、10勝8敗、防御率5.06）で始まった。始球式はアメリカのツアーで優勝した有名女性プロゴルファーのチェ・ギョンジュがつとめた。
サムソンは２回表、四球で出塁し２塁へ進塁したパク・チンマンが３塁へ盗塁し、パク・ミョンファンの暴投の間に生還しノーヒットで１点を先制した。トゥサンは２回裏、４回裏ともに同点のチャンスを迎えるが、あと一本が出ない。さらに５回裏１死１，２塁のチャンスもチャン・ウォンジンが併殺打に倒れてしまう。パク・ミョンファンは序盤こそ四球が多く不安定な内容だったが、５回までを１失点に抑えマウンドを降りる。
サムソンもバルガスを５回で降板させ、その後は継投策を取った。トゥサンは６回裏サムソンの２番手オ・サンミン、３番手クォン・オジュンから１死１，３塁と同点、逆転のチャンスを作るが、ホン・ソンフン、アン・ギョンヒョンが凡退してしまう。なかなか追加点を奪えなかったサムソンだが、８回表相手のエラーで２死１，２塁のチャンスを作ると、トゥサンの３番手イ・ジェウからヤン・ジュンヒョクが３ランを放つ。さらに代わった４番手クム・ミンチョルからチン・ガビョンが２ランを放ち、６−０と２死から５点を追加し勝負を決めた。
トゥサンの９回裏の攻撃も、サムソンの５番手アン・ジマン、６番手パク・ソクチンが抑え、完封リレーでサムソンが勝利し３連勝で韓国シリーズ進出に王手をかけた。バルガスはポストシーズン初勝利。トゥサンの２番手の投手イ・ヒェチョンは、ポストシーズン史上最多の通算33試合目に登板し記録を更新した。
サムソンの３年ぶり２度目の韓国シリーズ優勝がかかる第４戦は、トゥサンの先発が第1戦で先発したリオス（32試合、15勝13敗、防御率3.51）、サムソンの先発が第１戦で勝利したハリッカラ（11試合、3勝2敗、防御率3.71）で19日18時から蚕室野球場で開始される。入場券はすでに前売りで完売している。
（文責：ふるりん）
