サムソン ５−３ キア （光州）
（勝）ラ・ヒョンジン １勝 （セーブ）オ・スンファン ９勝１敗１６Ｓ （敗）パク・チョンテ ４敗１Ｓ
公式戦優勝へのマジックを２にしたサムソンはこの試合に勝ち、２位ＳＫが負ければ公式戦優勝となっていた。だが最下位キアは意地を見せ、１回裏サムソンの先発ハリッカラからチャン・ソンホのタイムリーで１点を先制した。サムソンは２回表、キアの先発パク・チョンテからパク・ソンミンの犠牲フライで１−１の同点に追いつくが、キアはその裏サムソンの捕手チン・ガビョンのエラーで１点を勝ち越す。
サムソンは３回表、パク・チョンテの暴投とシム・ジョンスのタイムリーで３−２と逆転すると、この回代わった２番手ユン・ソンミンからパク・チンマンのタイムリーで２点を追加する。サムソンの３番手ラ・ヒョンジンは２回途中から６回まで無失点に抑える。キアは７回裏、サムソンの左翼シム・ジョンスのエラーで１点を返すが、８回からはルーキーながらも守護神となったオ・スンファンが抑え、サムソンが勝利しＳＫが負けたため３年ぶりの公式戦優勝、２年連続の韓国シリーズ進出を決めた。かつては中継ぎとして活躍していたが、昨季は１軍での当番がなかったラ・ヒョンジンは３年ぶりの勝利投手になった。
ソン・ドンヨル監督（元中日）は昨季終了後キム・ウンニョン球団社長から指揮権を譲られ、見事１年目で公式戦優勝という結果を出した。次なる目標は３年ぶりの韓国シリーズ優勝である。また、７位ＬＧが勝ったためキアはヘテ時代を通じても球団史上初となるシーズン最下位が決まった。今季最終戦となったこのカードは、サムソンが１５勝３敗と圧倒的に勝ち越し、対キア戦の貯金が公式戦優勝の大きな決め手となった。
トゥサン ６−０ ＳＫ （仁川・文鶴）
（勝）ランデル １１勝７敗 （敗）クルーズ ７勝４敗
（本塁打） トゥサン ： キム・チャンフィ ３号
３位トゥサンは２回表、２位ＳＫの先発クルーズからキム・チャンフィの３ランで先制すると、４回表にはＳＫの２番手ウィ・ジェヨンからホン・ウォンギのタイムリーで２点を追加する。トゥサンの先発ランデル（元読売）はＳＫを７回無失点に抑え、２番手の中継ぎエースのイ・ジェウも８回の１イニングを無失点に抑える。
トゥサンは９回表、ＳＫの５番手イ・ヨンウクからホン・ソンフンのタイムリーで１点を追加する。最後は守護神チョン・ジェフンがセーブのつかない場面でもＳＫに反撃を許さず、完封リレーで勝利しＳＫにゲーム差なしと迫った。トゥサンは残り３試合、ＳＫは残り４試合で勝率でトゥサンを上回るため有利だが、プレーオフに直行できる公式戦の２位争いは最後までわからなくなった。今季最終戦となったこのカードは、９勝７敗２分けとトゥサンが勝ち越した。
ハンファ ４−６ ＬＧ （ソウル・蚕室）
（勝）チェ・ウォンホ １３勝６敗 （セーブ）キョン・ホンホ ２敗８Ｓ （敗）チョン・ビョンフィ ３勝４敗１Ｓ
（本塁打） ハンファ ： キム・インチョル １０号、イ・ボムホ ２６号
ＬＧは１回裏、ハンファの先発チョン・ビョンフィからパク・ヨンテクの内野ゴロの間に３塁走者が生還し１点を先制すると、４回裏にはチェ・ドンスのタイムリーで１点を追加しチョン・ビョンフィをノックアウトする。さらにこの回、代わった２番手オ・ボンオクからキム・ジョンミンとイ・デヒョンのタイムリーで３点を追加する。
ハンファは７回表、ＬＧの先発チェ・ウォンホからブリトーの犠牲フライでやっと１点を返すと、８回表にはＬＧの３番手チョン・ジェボクからキム・インチョルの２ランで反撃を続ける。だがハンファはその裏３塁のイ・ボムホのエラーで１点を追加されてしまう。ハンファは９回表、ＬＧの４番手キョン・ホンホからイ・ボムホがエラーの汚名挽回となる本塁打を放ち１点を返すが、反撃もここまでだった。チーム勝ち頭のチェ・ウォンホは自己最多のシーズン13勝目。今季最終戦となったこのカードは、９勝９敗の五分に終わった。
