DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  首位サムソン、70勝1番乗りで公式戦優勝マジックを6に  4位ハンファまでのポストシーズン進出決定

サムソン 7−6 ハンファ  (大田)

(勝)アン・ジマン 8勝3敗  (セーブ)オ・スンファン 9勝1敗14S  (敗)チェ・ヨンピル 7勝8敗1S
本塁打) サムソン : キム・ハンス 14号  ハンファ : キム・テギュン 21号
 首位サムソンは3−1とリードされた4回表、4位ハンファの先発チョン・ミンチョル(元読売)からキム・ハンスの2ランで同点に追いつく。さらにサムソンは7回表に1点、8回表に2点を奪い6−3とリードする。一方ハンファは8回裏、キム・テギュン本塁打、キム・インチョルとペク・チェホのタイムリーで6−6の同点に追いつく。
 サムソンは9回表キム・ジョンフンの犠牲フライで1点を勝ち越すと、ルーキーながらも守護神を務めるオ・スンファンがハンファに反撃を許さず、2試合連続のセーブをあげ勝利に導いた。サムソンはシーズン70勝1番乗りとなり、公式戦優勝、韓国シリーズ進出までのマジックを6にした。
 ハンファはすべて1点差での3連敗となり、3位トゥサンとのゲーム差が3.5に広がり苦しくなった。だが5位ロッテが敗れ、ロッテが残り試合に全勝しハンファが残り試合に全敗した場合61勝64敗1分で並ぶが、直接対決の成績がハンファの11勝4敗と勝ち越しが決定しているため、ハンファの4位以上が確定し2001年以来4年ぶりのポストシーズン進出が決定した。


キア 1−8 SK  (仁川・文鶴)
(勝)キム・ウォンヒョン 13勝8敗  (敗)グレイシンガー 5勝5敗
 2位SKは1回裏、キアの先発グレイシンガーからイ・ホジュンのタイムリーで1点を先制すると、2回裏にはパク・チェホンのタイムリーで1点を追加する。6回裏にはイ・ジニョンと代打チョ・ジュングンのタイムリーなどで2点、8回裏にはイ・デスのタイムリーと相手の暴投や失策もあり4点を奪う。
 キアは9回表チャン・ソンホのタイムリーで1点を返すのが精一杯だった。SKの無失点連続記録は22イニングでストップしたが、3連勝で首位サムソンとのゲーム差3.5をキープした。SKの先発キム・ウォンヒョンは対キア戦4連勝を飾り、自己最多の13勝目をあげた。3安打のイ・ホジュン本塁打が出ればサイクルヒット達成だった。キアは5連敗で7位現代とは4ゲーム差で、最下位脱出がいよいよ困難となってきた。


ロッテ 2−8 トゥサン  (ソウル・蚕室)
(勝)キム・ソンベ 7勝3敗2S  (敗)チュ・ヒョングァン 2勝2敗
 3位トゥサンは2回裏ロッテの先発チュ・ヒョングァンからソン・シホンとチャン・ウォンジンのタイムリーで2点を先制する。ロッテは4回表トゥサンの先発キム・ソンベからパク・ヨンスのタイムリーで1点を返すが、トゥサンは5回裏ロッテの2番手ノ・ジャンジンからホン・ソンフンのタイムリーで1点、7回裏にはロッテの4番手イ・ジョンミンから6者連続安打を含む打者一巡の猛攻で5点を追加する。ロッテは9回表に1点を返すのがやっとだった。
 キム・ソンベは5回を1失点に抑え7勝目をあげた。キム・ソンベは今季7勝中4勝を主に中継ぎとして登板したロッテ戦であげている。今季最終戦となったこのカードはトゥサンが10勝8敗と勝ち越した。負けた5位ロッテはシーズン4位以上に与えられるポストシーズン進出権の獲得の可能性が消滅した。