DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  キア、トゥサンとの4位攻防戦に3連勝

 SK−サムソン(大邱)、ロッテ−ハンファ(大田、ダブルヘッダー開催)は雨天中止。SK−サムソン、ロッテ−ハンファは18日18時半から同球場にて行われることとなった。ロッテ−ハンファのもう1試合は後日日程が追加される予定。
キア 5−0 トゥサン  (ソウル・蚕室、ダブルヘッダー第1戦)
(勝)グレイシンガー 13勝12敗   (敗)キム・ミョンジェ 11敗
16日はキアが勝利し4位の座をトゥサンから奪い返した4位攻防戦の第2ラウンドは、この試合もキアが5回表トゥサンの先発キム・ミョンジェからイ・ヒョンゴンとイ・ジョンボム(元中日)のタイムリーで3点を先制する。キアの先発グレイシンガーはトゥサン打線に付け入る隙を与えない。するとキアは7回表トゥサンの3番手キム・ソンベからイ・ジョンボムのタイムリーで1点、9回表トゥサンの4番手キム・スンフェからチャン・ソンホのタイムリーで1点を追加した。
 グレイシンガーは7回を被安打2の無失点に抑えると、8回以降はチョン・ウォン、チャ・ジョンミン、シン・ヨンウンによる完封リレーでキアが4位攻防戦に連勝し、トゥサンとのゲーム差を1.5に広げた。グレイシンガーはチーム最多の今季13勝目。チームリーダでベテランのイ・ジョンボムは3安打3打点と、気迫あふれるプレーでチームの勝利に貢献した。またもや今季初勝利がお預けとなった19歳の若手キム・ミョンジェは11敗目で、カ・ネヨン(1999年サンバンウル、引退)の持つシーズン勝ち星なしの最多連敗記録を更新。


キア 3−1 トゥサン  (ソウル・蚕室、ダブルヘッダー第2戦)
(勝)シン・ヨンウン 1勝  (セーブ)ユン・ソンミン 4勝4敗17S   (敗)リオス 12勝13敗
 キアが連勝した4位攻防戦第3ラウンドは、勢いに乗るキアが1回表トゥサンの先発リオスからチャン・ソンホのタイムリーで1点を先制した。これ以上負けられないトゥサンは3回裏キアの先発イ・サンファからアン・ギョンヒョンのタイムリーで1−1の同点に追いつき、この回崩れたイ・サンファはここでマウンドを2番手シン・ヨンウンに譲る。
 キアは7回表キム・サンフンとキム・ミンチョルのタイムリーで2点を勝ち越すと、7回以降は3番手ハン・ギジュ、守護神ユン・ソンミンがトゥサンの反撃を断ち勝利した。4位攻防戦に3連勝し、対トゥサン戦5連勝としたキアは5位トゥサンとのゲーム差を2.5にまで広げ、15日のSK戦からの連勝を4に伸ばし、ポストシーズン進出に向けて大きく前進した。ロングリリーフとして好投したシン・ヨンウンが今季初勝利。一方この3連戦で合計3得点しか奪えず、以前と同じような貧打に泣き3連敗したトゥサンは上位争いから大きく後退した。