DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  サムソン、SK、トゥサン、ハンファの4強、下位チームに快勝  サットン(現代)、30号本塁打1番乗り  チョ・ソンミン(ハンファ、元読売)2勝目

ロッテ 3−5 サムソン  (大邱
 (勝)オ・スンファン 9勝1敗11S  (敗)イ・ジョンミン 6勝7敗4S
本塁打) ロッテ ; ライアン 11号  サムソン : パク・チョンファン 1号、シム・ジョンス 21号、キム・ハンス 10号  
 28日絶好調2位SKを退けた首位サムソンは2回裏、ロッテの先発チュ・ヒョングァンからパク・チョンファンの2ランで先制する。ロッテは3回表、サムソンの先発ハリッカラからイ・デホのタイムリーで1点を返すが、その裏サムソンはシム・ジョンスの本塁打で1点を追加する。ロッテは7回表、サムソンの3番手オ・サンミンからライアンの本塁打で3-3の同点に追いつく。
 ロッテは9回表、満塁の場面でサムソンの守護神オ・スンファンに抑えられ勝ち越し点を奪えない。すると9回裏、サムソンはロッテの3番手イ・ジョンミンからキム・ハンスがサヨナラ2ランを打ち、接戦に終止符を打った。オ・スンファンはルーキーではダントツの9勝目。


SK 10−2 現代  (水原)

(勝)ウィ・ジェヨン 3勝2敗6S  (敗)オ・ジェヨン 1勝9敗
本塁打) SK : チェ・イクソン 2号、チョ・ジュングン 5号  現代 ; サットン 29,30号
 現代は2回裏、2位SKの先発イ・ヨンウクからサットンの29号本塁打で1点を先制する。SKは3回表、現代の3塁チョン・ソンフンのエラーで1-1の同点に追いつくが、4回裏現代はサットンが30号1番乗りとなる本塁打で1点を勝ち越す。SKは5回表、満塁の場面で現代の先発オ・ジェヨンからイ・ジニョンの走者一掃となる3点タイムリーで逆転すると、イ・ホジュンとチョン・ギョンベにもタイムリーが出てこの回5点を奪った。
 SKは7回表、現代の2番手パク・チュンスからチェ・イクソンがソロ本塁打を放つと、4番手イ・ボグンから代打チョ・ジュングンが3ランを放ち更にリードを広げた。SKの2番手ウィ・ジェヨンは4回から6回までを無失点に抑えると、その後はチアバッチ、ユン・ギルヒョンらの継投で現代に反撃を許さず、28日首位サムソンに敗れたSKが勢いを失うことなく現代を退けた。
 

LG 4−7 トゥサン  (ソウル・蚕室)

(勝)イ・ジェヨン 1勝  (セーブ)チョン・ジェフン 1勝6敗27S  (敗)イ・スンホ 5勝10敗
 LGは1回表、3位トゥサンの先発ランデル(元読売)からコリアーのタイムリーで1点を先制すると、3回表には主将イ・ビョンギュ、4回表にはキム・ジョンミンのタイムリーで1点ずつを先制する。トゥサンは4回裏、LGの先発イ・スンホからチャン・ウォンジンとイム・ジェチョルのタイムリーで2点を返すと、代わった2番手シム・スチャンからアン・ギョンヒョンが押し出しの四球を選び、3−3の同点に追いつく。さらにシム・スチャンの暴投の間に3塁走者が生還し、ついに逆転する。さらに代わった3番手ソン・ヒョヌからもヨン・ドカンへの押し出しの四球やソン・シホンのタイムリーで3点を追加し、この回打者12人で7点を奪った。
 トゥサンの2番手イ・ジェヨンは5回、6回を無失点に抑える。LGは8回表トゥサンの5番手イ・ジェウからハン・ギュシクの犠牲フライで1点を返すが、最後は守護神チョン・ジェフンが抑え、トゥサンがLGに逆転勝ちした。トゥサンは同じ蚕室のライバルLGに、ホームで10連勝を飾った。兵役不正免除で今季出場ができなかったイ・ジェヨンが、昨年7月以来の勝ち星をあげた。


ハンファ 4−3 キア  (光州)

(勝)チョ・ソンミン 2勝1敗  (セーブ)チェ・ヨンピル 7勝6敗2S  (敗)カン・チョルミン 3勝8敗
本塁打) キア : キム・ギョンオン 5号
 キアは2回裏、4位ハンファの先発キム・ヘニムから3試合連続となるキム・ギョンオンの本塁打で1点を先制する。ハンファは3回表、キアの先発カン・チョルミンからコ・ドンジンのタイムリーなどで2−1と逆転するが、その裏キアはチャン・ソンホの犠牲フライで2−2の同点に追いつくと、5回裏にはチャン・ソンホのセンター前ヒットをハンファのデービスが悪送球した間に1塁走者が生還し、1点を勝ち越す。
 ハンファは6回表、振りとー都心・ギョンヒョンのタイムリーで4−3と逆転する。ハンファの2番手チョ・ソンミン(元読売)は味方のエラーで1点を失ったものの、5回から7回途中まで好投した。その後チャ・ミョンジュ、ユン・ギュジン、チェ・ヨンピルらがキアに同点打を許さず、ハンファが最下位キアに逆転勝ちし、優勝戦線に踏みとどまった。