DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  トゥサン、首位サムソンを撃破し連敗を8でストップ  4位SK、3連勝で5割復帰  ソン・ジヌ(ハンファ)、史上初の通算1800奪三振

 7月10日、今季のプロ野球の総観客動員数は311試合で233万9584名を記録し、昨季の総観客動員数(532試合)での観客動員数(233万1978名)を突破した。このペースで観客が集まり続けると、今季はKBO(韓国野球委員会)が目標としている年間観客動員数350万人を突破する(今季の公式戦は全504試合)。今季のプロ野球観客動員数の増加は、ロッテ、サムソン、ハンファ、トゥサンなど昨季より好成績を収めているチームが大幅に観客動員数を伸ばしていることが主因である。
サムソン 0−3 トゥサン  (仁川・文鶴)

(勝)キム・ソンベ 4勝2敗2S  (セーブ)チョン・ジェフン 1勝3敗20S  (敗)クォン・オジュン 1勝1敗17S
 8連敗中のトゥサンは1回裏、抑えから転向したサムソンの先発クォン・オジュンからチェ・ギョンファンのタイムリーで2点を先制すると、この回ホン・ソンフンのタイムリーで1点を追加する。トゥサンの先発で高卒ルーキーのキム・ミョンジェは3回まで無失点に抑えていたが、4回にピンチを作るとすぐに2番手キム・ソンベに交代した。
 キム・ソンベは6回途中まで無失点に抑えると、その後は1回に取った3点をチョン・ビョンドゥ、イ・ジェウ、守護神チョン・ジェフンの継投で守りきり、トゥサンが首位サムソンに勝利し連敗を8で止めた。チョン・ジェフンは20セーブ1番乗り。


ハンファ 7−5 キア  (光州)

(勝)ユン・ギュジン 2勝4敗5S  (セーブ)チ・ヨンギュ 1敗15S  (敗)チェ・サンドク 1勝4敗
本塁打) ハンファ : デービス 14号、キム・テギュン 12号  キア : チャン・ソンホ 10号、キム・サンフン 6号
 ハンファは1回表、キアの先発ブランクからデービスの2ランで先制すると、4回表にはペク・チェホのタイムリーなどで2点を追加する。ハンファの先発ソン・ジヌ(史上最多の通算185勝)は3回裏、イム・ソンミンから三振を奪い史上初の個人通算1800奪三振の記録を達成した。だが4回裏、チャン・ソンホのソロ本塁打とキム・サンフンの満塁本塁打で5−4とキアに逆転されてしまう。
 このまま試合は9回まで進み、ハンファは土壇場の9回表、キアの3番手チェ・サンドクから主砲キム・テギュンの3ランで7−5と逆転する。最後はチ・ヨンギュが抑え、ハンファが逆転勝ちした。7回途中から8回まで無失点に抑えたハンファの4番手ユン・ギュジンが勝利投手。


LG 3−5 SK  (仁川・文鶴)

(勝)シン・スンヒョン 7勝6敗  (セーブ)チョ・ウンチョン 4勝2敗6S  (敗)ウォルロンド 2勝1敗
本塁打) LG : イ・ビョンギュ 7号 
 LGは1回表、主将イ・ビョンギュがSKの先発シン・スンヒョンから先頭打者本塁打を放ち1点を先制する。SKは2回裏、LGの新外国人ウォルロンドからチョン・ギョンベとキム・テギュンのタイムリーで2−1と逆転すると、さらにウォルロンドのエラーやチョ・ドンファのタイムリーで2点を追加する。SKは7回裏、パク・チェホンのタイムリーで1点を追加する。
 LGは8回表、SKの2番手チョン・ウラムのエラーや、代わった抑えのチョ・ウンチョンから代打パク・ピョンホがタイムリーを打ち、2点を返す。だが9回表はチョ・ウンチョンがLGを抑え、SKが逆転勝ちした。4位SKは3連勝で5割に復帰し、5位LGに2ゲーム差をつけた。


現代 6−2 ロッテ  (釜山・社稷

(勝)キャラウェイ 9勝4敗  (敗)ソン・ミンハン 13勝3敗
 現代は2回表、ロッテの先発で現在最多勝争いトップのソン・ミンハンからチョン・ソンフンのタイムリーで1点を先制すると、この回チェ・ジョングクのタイムリーやチョン・ジュンホの犠牲フライなどで3点を追加する。現代は4回表、ソ・ハンギュのタイムリーで1点を追加する。
 ロッテは5回裏、現代の先発キャラウェイからカン・ミンホのタイムリーで1点を返すが、現代は7回表ロッテの3番手イ・ジョンフンからサットンのタイムリーで1点を追加する。ロッテは9回裏、現代の2番手ファン・ドゥソンからサットンのタイムリーで1点を返すにとどまり、現代が勝利した。ソン・ミンハンは味方の守備のまずさもあり失点を重ね今季3敗目。キャラウェイはチーム勝ち頭の9勝目。