DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  トゥサン、スミスを放出  リオスとキム・ジュホ、チョン・ビョンドゥの2対1トレード成立

 トゥサンとキアは10日、リオス投手、キム・ジュホ内野手とチョン・ビョンドゥ投手のトレード成立を発表した。キアは昨季の最多勝投手リオスを成績不振のため放出することを決定し、その代わりとなる新外国人グレイシンガーを獲得した。韓国4年目のリオスは複数球団からトレードの打診があり、その中で先日外国人投手スミスを放出したトゥサンとの話し合いがまとまった。スミスは今季16試合に先発し、4勝6敗の成績だったが最近は4連敗し、防御率も4.55と期待にこたえられなかった。
 トゥサンはスミスに代わる新外国人として、キアを放出されることとなったリオスに白羽の矢を立てた。リオスは昨季まで韓国プロ野球では3年連続2ケタ勝利をマークしたが、今季はこれまで6勝10敗と大きく期待を裏切っていた。だが環境を変えれば活躍する可能性が高いとして、トゥサンは獲得に踏み切った。リオスの通算成績は135試合、47勝36敗13セーブ、防御率3.59。さらにトゥサンへは高卒3年目の若手、キム・ジュホ内野手もトレードされた。通算成績は63試合に出場、打率.210、2本塁打、10打点。内野の控え選手としての活躍が期待される。
 トゥサンからキアへは若手のチョン・ビョンドゥがトレードされた。高卒3年目のチョン・ビョンドゥは、これまで主に中継ぎとして活躍し、今季はプロ初勝利もあげていた。通算成績は63試合に登板、1勝4敗、防御率4.63(今季は1.69)。投手王国の2位トゥサンと違い最下位キアは中継ぎが手薄で逆転負けする試合も多く、中継ぎの軸としての活躍が期待される。