20日は韓国全土に黄砂が吹き荒れ、特に中国大陸に近いソウル周辺では激しかった。特に蚕室、文鶴、清州の各球場では黄砂防止のマスクをつけた観客が目立った。
サムソン ３−４ トゥサン （ソウル・蚕室）
（勝）スミス ３勝 （セーブ）チョン・ジェフン １敗３Ｓ （敗）ペ・ヨンス ２勝２敗
両チーム同率首位で迎えた首位攻防戦第２ラウンドは、トゥサンが３回裏サムソンの先発ペ・ヨンスからキム・チャンフィとソン・シホンのタイムリーで３点を先制する。サムソンは４回表トゥサンの先発スミスからカン・ドンウの犠牲フライで１点を返すと、５回表にはヤン・ジュンヒョクのタイムリーで３−３の同点に追いつく。しかしトゥサンはその裏無死１、３塁のチャンスを作ると、キム・ドンジュの併殺打の間に３塁走者が生還し１点を勝ち越す。その後トゥサンは継投でこの１点のリードを守りきり、サムソンに勝利し単独首位に立った。トゥサンの新外国人スミスは開幕から負けなしの３連勝。
キア ５−７ ロッテ （釜山・社稷）
（勝）イ・ヨンフン ２勝２敗 （セーブ）ノ・ジャンジン ４Ｓ （敗）オ・チョルミン １敗
19日に連敗を８で止めたばかりのキアは１回表、ロッテの先発イ・ヨンフンから先頭打者のキム・ジョングクが内野安打で出塁すると、すかさず３塁まで盗塁で進みチャン・ソンホの内野ゴロの間にキム・ジョングクが生還し１点を先制する。ロッテは５回までキアの先発チェ・サンドクに抑えられていたが、６回裏チェ・サンドクが先頭打者を四球で出塁させると、ロッテ打線はキアの２番手オ・チョルミンから１死２，３塁のチャンスを作り、代わった３番手キム・ジヌからライアンが逆転２点タイムリーを打つ。その後ロッテはイ・デホのタイムリーでこの回４点を奪うと、７回裏には３点を追加する。８回表キアはルーキーのイム・ソンミンのタイムリーなどで３点を返し、９回表にはロッテの守護神ノ・ジャンジンからキム・ジョングクの犠牲フライで１点を返すが、反撃もここまでで久しぶりの連勝を逃した。
現代 ６−３ ＳＫ （仁川・文鶴）
（勝）キャラウェイ ２勝１敗 （セーブ）チョ・ヨンジュン １勝４Ｓ （敗）キム・ギョンテ １敗１Ｓ
（本塁打） 現代 ： チョン・グンピョ ２号 ＳＫ ： キム・ジェヒョン ３号
現代は１回表、ＳＫの先発シン・スンヒョンからイ・スンヨンのタイムリーで１点を先制するが、その裏ＳＫは現代の先発キャラウェイからキム・ジェヒョンの２ランで逆転する。３回裏ＳＫはイ・ジニョンのタイムリーで１点を追加する。６回表現代はＳＫの２番手キム・ギョンテからサットンのタイムリーで３−３の同点に追いつくと、ＳＫの３番手イ・ヨンウクからチョン・ソンフンのタイムリーで１点を勝ち越す。現代は８回表にチョン・グンピョの２ランでリードを広げた。キャラウェイは７回を３失点に抑え、最後は守護神チョ・ヨンジュンが締め、現代が勝利し連敗を３で止めた。
ＬＧ １−３ ハンファ （清州）
（勝）チョン・ビョンフィ ２勝１敗１Ｓ （セーブ）オ・ボンオク １勝１Ｓ （敗）チン・ピルジュン ２敗
（本塁打） ＬＧ ： コリアー ２号 ハンファ ： イ・ドヒョン １号
ＬＧは４回表、ハンファの先発ソン・ジヌ（史上最多の通算184勝）からコリアーのソロ本塁打で１点を先制する。だがその裏ハンファもＬＧの先発チン・ピルジュンからイ・ドヒョンのソロ本塁打で１−１の同点に追いつく。そして７回裏、ハンファは１死２，３塁のチャンスでイム・スミンの打球をＬＧの３塁手アン・ジェマンがホームに送球したが間に合わず３塁走者が生還し、１点を勝ち越すとこの回もう１点を奪う。チョン・ビョンフィ、オ・ボンオクらハンファのリリーフ陣がこの２点のリードを守りきり、チームに４連勝をもたらした。
