現代 ２−４ サムソン （大邱）
（勝）ホッジス ２勝６敗 （セーブ）イム・チャンヨン ２敗１２Ｓ （負）チョン・ミンテ ３勝６敗
サムソンは１回裏、現代の先発チョン・ミンテ（元読売）からヤン・ジュンヒョクのタイムリーで１点を先制する。４回表現代はサムソンの先発ホッジス（元ヤクルト）１−１の同点に追いつき、チョン・ミンテはサムソン打線を抑えていったが、７回裏サムソンにパク・ハニのタイムリー３塁打で１点を勝ち越されると、その後セカンドのチェ・ジョングクのエラーで２点を追加される。
ホッジスは７回１失点でマウンドを降り、サムソンは８回表ライトのカン・ドンウのエラーで現代に１点を返されるが、９回表は守護神のイム・チャンヨンが抑え現代に快勝した。ホッジスは今季２勝目をあげた。
チョン・ミンテはこれで５連敗となり、エースらしい風格を感じさせなかった。なおこの試合、３打数２安打だった現代のブランボウは、打率.361となりイ・ジニョン（ＳＫ）を抜き首位打者争いのトップとなり、本塁打（19本）、打点（48点）とあわせて打撃三部門トップに立った。
キア ７−５ トゥサン （ソウル・蚕室、ダブルヘッダー第１戦）
（勝）イ・ドンヒョン １勝１敗 （負）イ・ギョンピル ２勝４敗
（本塁打）トゥサン ： チェ・ギョンファン ３号 キア ： イ・ジョンボム ９号、マ・ヘヨン ７号
キアは１回表、トゥサンの先発イ・ギョンピルからマ・ヘヨンとキム・ギョンオンのタイムリーで２点を先制する。トゥサンもその裏、キアの先発でルーキーのイ・ドンヒョンからキム・ドンジュのタイムリーで１点を返すが、キアは２回表サードを守るイ・ジョンボム（元中日）のタイムリーで１点を追加し、イ・ギョンピルをノックアウトする。だがトゥサンもその裏、チェ・ギョンファンの本塁打で１点を返し、３−２とする。
４回表キアはトゥサンの３番手イ・ジェウからイ・ジョンボムの本塁打で１点を追加する。その後トゥサンの中継ぎ陣から追加点を奪えなかったキア打線は、９回表トゥサンの５番手イ・ヒェチョンからマ・ヘヨンの３ランでようやっとトゥサンを突き放す。粘るトゥサンは９回裏、キアのイ・ギョンウォンやイ・ガンチョルなどのリリーフ陣からチョン・サンヨルとナ・ジュファンのタイムリーで３点を返し、２点差に迫るが何とかキアが勝利した。イ・ドンヒョンは６回を２失点に抑え、プロ入り初勝利をあげた。
キア ３−８ トゥサン （ソウル・蚕室、ダブルヘッダー第２戦）
（勝）パク・ミョンファン ５勝１敗 （負）オ・チョルミン １勝１敗
（本塁打）トゥサン ： チョン・サンヨル ３号
キアは１回表、トゥサンの先発パク・ミョンファンから、現在絶好調の主砲マ・ヘヨンが犠牲フライを打ち１点を宣誓すると、この回キム・ギョンジンのタイムリーなどで２点を追加する。だが、キア打線はこの後パク・ミョンファンから追加点をあげられない。５回表トゥサンは、キアの先発チェ・ヨンホからチョン・サンヨルの２ランで１点差にする。
そして７回裏、トゥサンはキアの３番手オ・チョルミンからユン・ジェグクの内野ゴロの間に３塁走者が生還し満３−３の同点とすると、代わった４番手のイ・ガンチョルからホン・ソンフンが勝ち越しの２点タイムリーを放ち、その後も３点を奪いこの回一気に８−３と逆転に成功する。
パク・ミョンファンは７回を３失点に抑え、あとはイ・ヒェチョン、チョン・ソンフンの中継ぎ陣がキアの反撃を断ち、パク・ミョンファンに５勝目をプレゼントした。
ＬＧ ２−８ ハンファ （大田、ダブルヘッダー第１戦）
（勝）ソン・チャンシク ５勝２敗 （負）チェ・ウォンホ ２勝２敗
（本塁打）ＬＧ ： パク・ヨンテク ８号 ハンファ ： チェ・ジネン ８号、デービス ９号
ハンファは２回裏、ＬＧの先発チェ・ウォンホから大型高卒ルーキーのチェ・ジネンが８号本塁打を打ち１点を先制する。３回裏ハンファはシン・ギョンヒョンのタイムリーなどで４点を追加し、４回裏にはＬＧの２番手ミン・ギョンスからデービスのタイムリーが出てもう１点を奪う。
ハンファの先発で高卒ルーキーのソン・チャンシクは、７回表キム・ジェヒョンの犠牲フライでＬＧに１点を返されるが、ハンファはその裏デービスの本塁打などで２点を追加する。ソン・チャンシクは９回表パク・ヨンテクの本塁打で１点を返されるが、プロ入り初の完投で今季５勝目をあげた。
ＬＧ ６−２ ハンファ （大田、ダブルヘッダー第２戦）
（勝）イ・スンホ ６勝３敗 （セーブ）リュ・テッキョン １敗１Ｓ （負）チョン・ミンチョル ３敗
（本塁打）ＬＧ ： イ・ビョンギュ ５，６，７号
ＬＧは１回裏、ハンファの先発チョン・ミンチョル（元読売）から主将イ・ビョンギュの先頭打者本塁打で先制すると、この回チェ・ドンスのタイムリーなどで３点を奪う。４回表ＬＧはイ・ビョンギュの今日２本目となる２ランで追加点をあげるが、その裏ハンファはＬＧの先発イ・スンホからチャン・ジョンフン（史上最多の通算335本塁打）のタイムリーなどで２点を返す。
そして７回表、ＬＧはイ・ビョンギュが今日３本目となるソロ本塁打を叩き込み、ダメ押し点を奪った。イ・ビョンギュはこれで通算100本塁打を達成した。イ・スンホはハンファを８回途中まで２失点に抑え、あとはリュ・テッキョンら中継ぎ陣がハンファの反撃を断ち、イ・スンホに６勝目をプレゼントした。
だが何と言ってもこの日の主役は、４安打３本塁打４打点をあげた頼れる主将イ・ビョンギュだった。イ・ビョンギュは自身の連続試合安打記録を25に伸ばし、序盤の不振から完全に立ち直り、ケガで棒に振った昨季がまるで嘘のようである。
ＳＫ ２−１９ ロッテ （釜山・社稷、ダブルヘッダー第１戦）
（勝）イ・ジョンミン １勝２敗 （負）イ・スンホ ４勝４敗
（本塁打）ロッテ ： パク・ナムソプ １号、パク・ヨンス ３号
２回表、ＳＫはロッテの先発チャン・ウォンジュンからキム・ミンジェの犠牲フライで１点を先制するが、その裏ロッテはＳＫの先発イ・スンホからイ・デホのタイムリーで同点とすると、続くホ・イルソンのタイムリーで勝ち越し、さらにはチョン・スグンにもタイムリーが出て３−１とする。そして３回裏、ＳＫはイ・スンホの押し出し四球などで３点を奪い、イ・スンホはノックアウトされてしまう。
４回裏、ロッテはパク・ナムソプの走者一掃となる３点タイムリー３塁打など打者一巡の猛攻で一挙７点をあげ、試合を一方的展開にする。７回表ＳＫはロッテの２番手イ・ジョンミンから１点を返すが、その裏ロッテはパク・ナムソプとパク・ヨンスの３ラン２本で６点を奪い、完全に試合を決めた。４回から７回までロングリリーフをつとめたイ・ジョンミンは今季初勝利をあげた。
ＳＫ １１−７ ロッテ （釜山・社稷、ダブルヘッダー第２戦）
（勝）カブレラ ２勝２敗 （負）パク・チチョル ４勝２敗
（本塁打）ＳＫ ： ブリトー ３号
ＳＫは１回表ロッテの先発パク・チチョルからイ・ジニョンの内野ゴロの間に３塁走者が生還し１点を先制すると、この回もう１点を追加する。さらに、２回表ＳＫはキム・ミンジェのタイムリーなどで２点を追加するが、ロッテはその裏ＳＫの先発カブレラから１点を返す。だが、ＳＫは４回表チョン・ギョンベのタイムリーなどで２点を追加し、パク・チチョルをノックアウトする。
ＳＫは６回表ロッテの２番手カン・サンスから１点、７回表には３番手のカ・ドゥギョムからブリトーの３ランで追加点をあげ、試合を一方的に進める。７回裏ＳＫはようやっと１点を返すが、９回表ＳＫにもう１点を奪われ１１−２とされ、試合は決まったかに思われた。
だが、ロッテはＳＫのリリーフ陣を打ち込み、守護神のチョ・ウンチョンからキム・ジュチャンやチョン・スグンのタイムリーなどで５点を奪い、４点差に迫る。だがチョ・ウンチョンが何とか踏ん張り、ＳＫが打撃戦をものにした。カブレラは６回を１失点に抑え、４月４日の開幕戦以来となる２勝目をあげた。
