トゥサンのソン・ヒョク投手(31)が、21日突然引退の意思を発表した。ソン・ヒョク投手は大学卒業後1996年にLGへ入団、2000年にはヘテ(現キア)へのトレードを拒否した。その後1年間休養し、2003年チン・ピルジュン(現LG)とのトレードでトゥサンへ移籍した。
2003年12月には米国女子プロゴルフツアーで活躍するハン・ヒウォンと結婚し、話題を振りまいた。だが今年冬にはタイやアメリカなどで他の選手とは別に1人でキャンプを行なうなど、そのマイペースぶりが球団関係者との軋轢を生んだと思われる。
今季は2試合に登板して2敗を記録し、ソン・ヒョク本人は引退の理由を「力の劣った自分がいると他の選手に迷惑がかかるから」と語った。理由は何であれ、シーズン序盤での引退表明はきわめて異例のことである。通算成績は107試合に登板し36勝31敗、防御率は4.07を記録した。